逆さホワイトクリスマス


今年も山下達郎さんの「クリスマス・イヴ」が、英語ヴァージョンとは言え、いろんなメディアから流れています。当然であり不思議でもありますが、この曲を初めクリスマス・ソングはクリスマス・ケーキと同じで、25日を過ぎると私達の生活空間から消え去ります。


ミュージシャンにとって現代の「クリスマス・キャロル」を世に送り出すことは、バースデーソング、日本で言えば「桜」ソング同様に、なかばサクセス・ストーリーのメルクマールとして欠かすことの出来ないものになっているようです。毎年、数多くのクリスマス・「ソングが出てきますが、往年のクリスマス・キャロルの牙城を崩し、新たなスタンダードになる楽曲はやはり10年に一曲くらいでしょうか?


山下達郎さんの「クリスマス・イブ」は、19831214日に12インチピクチャーレコード(限定盤)としてシングルカットされて以来、実に24年が経ちます。音源がいつ聞いても古さを感じさせないのは、19981118日、20001122日、20031112日にも再発売する際、達郎さん本人がリマスタリングを施して、音質を向上させているからだといいます。




ところで、先日、「LONGER」で有名なミュージシャン、ダン・フォーゲルバーグが残念ながら56歳で亡くなりました。彼と同じ年の1951(34)に、イギリス、ミドルズバラで生まれたのが、ダンと同じような孤高のミュージシャン、クレス・レアです。彼は21歳の時、イーグルスのジョー・ウォルシュ(1947-)の音楽との出会いがきっかけで、ミュージシャンになりました。ダンの出世作「Souvenirをプロデュースしたものもジョー・ウォルシュでした。


クレス・レアの本格的なブレイクは1986年、通算8枚目にあたるアルバムからのタイトル・トラック「オン・ザ・ビーチ」のヒットによってですが、今日は、翌年にリリースされた彼のこの曲を聞きたいと思います。


Driving home for christmas
(http://www.youtube.com/watch?v=THcbQyFtCqg&feature=related )

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一方、世界中で少なくとも4500万枚を売り上げたとされ、ギネス記録に認定されているのが、ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」。「映画『スイング・ホテル』の主題歌。ビルボードで14週間1位、19421962年まで1953年を除き20年間もクリスマスの季節になるとランクインし続け、トータルで86週ランクインした」といいます。