ライブドア事件とは何だったんでしょうか?一罰百戒の国策捜査だったのか?亡くなった野口英昭エイチ・エス証券元副社長(38)の死の真相は最も不可解な事件ですが、今は語られることもなくなりました。2年前の2005 816 衆議院 の解散にともなう総選挙 では堀江貴文 氏は時代の寵児でした。

その堀江氏は、今年3月に懲役2年6ヶ月の実刑判決を受け控訴中です。

2年前と同じように今年の夏も暑い。特に立秋前後はその言葉とは裏腹に最も暑い時期ですね。そして、今日11日は、堀江氏に縁の深い二人が生まれた日でもありました。

人生の目標として19歳の時に、「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1,000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ。」という人生50年計画を立てたのは孫正義氏。

灘高 時代はせんだみつお の弟子になることが夢であり、『せんだの人生には偽りがない』という文章を文集に残し、大学生活は、父の所有する高級ンション から、ポルシェ に乗って通学するという豪華な生活を送り、1999 、「ルールを作る立場からプレイヤーになりたい」と通産省を退官した」のは村上世彰氏。

ITバブルを駆け抜けたこの三人の中で今も疾走中なのは孫氏だけになってしまいました。やはり実業の強みでしょうか?お金にまつわる堀江氏と村上氏の発言は時に刺激的で多くの若者を誘惑しましたが、それぞれが背負った事件で今は下火になっています。



カーネギー

奇しくもおよそ90年前の今日亡くなったアンドリュー・カーネギーAndrew Carnegie,1835 1125 -1919 811 )は次ぎのように語っています。

「裕福な人はその富を浪費するよりも、社会がより豊かになるために使うべきだ」。また、社会ダーウィン主義 の実践者でもあり、不平等な状態を是とした。無条件に貧しいものへ与えることを有害とし、努力する者を支援するために富が使用されるよう寄付する者が責任を持つべきだとし「富を持って死ぬことは不名誉である」とも。

彼らも目指したことは同じだったかもしれません。その方法論を逸脱しただけかもしれません。少なくとも彼らが思い描いた世界が今は蜃気楼だったことだけが事実です。実業家のカーネギーには彼の経済感覚を示す、次のエピソードもあります。

カーネギーは、まだ子供だったある日、母親と一緒に果物屋さんに買い物に行った。並べてあるさくらんぼ に見入るカーネギー少年に気づいた店の主人は、そのさくらんぼを一掴み分だけサービスしてあげようと彼に言った。 しかし、カーネギー少年はさくらんぼに全く手を出そうとしない。 そこで店の主人がさくらんぼは嫌いなのかどうかを尋ねたところ、彼は嫌いではないと応えた。 店の主人は、仕方なく彼の帽子にさくらんぼを入れた。 帰宅後、母親がその事について不思議に思い、さくらんぼを取らなかった理由を尋ねてみると、彼は私の手よりも果物屋さん主人の手のほうが大きいからだと答えたという。


孫正義

孫 正義(まさよし、1957 8月11 -)は、「ソフトバンクグループの創業者として知られ、ソフトバンク 株式会社代表取締役 社長 ソフトバンクテレコム 株式会社代表取締役社長、ソフトバンクモバイル 株式会社代表執行役 社長兼CEO 福岡ソフトバンクホークス のオーナーなどを務める。アジアングルーヴ 株式会社代表取締役社長の孫泰蔵 は実弟」。


「かつては、ベンチャー企業 の先駆けとして、パソナ 南部靖之 エイチ・アイ・エス 澤田秀雄 とともにベンチャー三銃士と称された。また、かつては、「パソコン界の天才」と呼ばれたアスキー 西和彦 に対比して、『パソコン界の神童』と呼ばれていた時期もある」。


「創業したソフトバンク 株式会社の株式31.5%を保有する筆頭株主(2006 現在)で、日本有数の資産家。フォーブス の調査による世界長者番付 2006年度版 日本人 8位、2007 (総946人)には58億ドル(約6800億円)で日本人1位(全体では129位)」。



村上世彰

村上世彰(よしあき、1959 8月11 -)は、「ニックネームは「せしょう」。世彰をよしあきでなく、せしょうと読む人が多いためだという。シンガポールに移住したが保釈中のため、現在は六本木ヒルズ の住人。渋谷区 松涛に時価11億円ともいわれる豪邸を建設中で、村上がその近隣への挨拶も既に済ませていたことがニュースで報じられた」。


M&Aコンサルティング 取締役。通称『村上ファンド 』を創設した人物。現金や遊休優良資産を抱えていながら有効活用していない会社の株式を取得し、資産を有効活用し企業価値を上げるよう提案などを行う、株主を軽視する経営者に対しては株主総会 などで経営陣を批判・叱咤することなどから、「もの言う株主」として注目を集めた」。(ウィキペディア)