最近の気になるニュースの筆頭はここ熊本でも起こった次の記事です。

埼玉県や秋田県で見つかった1万円札入りの包みと同様の包みや封筒が、全国で次々と発見されていたことが11日、分かった。これとは別に昨年9月にも静岡市で同内容の手紙が添えられた1万円札10枚が見つかっていたことが判明。これを含めると見つかった1万円札は北海道から沖縄まで計18都道府県、計398枚。一体誰が何の目的で?

 北は北海道から南は沖縄まで。4月から今月にかけて計388万円。昨年9月に、静岡市の霊園のトイレで見つかった同内容の手紙つき1万円札10枚を含めると、これまで見つかった1万円札は398枚になる。「修業の糧としてお役立てください」などと書かれた手紙とともに現金は、ばらまかれた。

 今年になって最初に見つかったのは4月9日の仙台市役所(6枚)。最近では今月5日に埼玉県庁などに29枚が確認されている。官公庁以外でもJR長崎駅前の商業施設などで9枚が見つかった。

 東京都庁第1庁舎では6月14日午前10時20分ごろ、1階の南側出入り口の近くにある男子トイレの洗面台に、現金1万円入りの封筒10通があったのを都職員が発見。南側の出入り口は普段、テロ対策のために閉めている関係で、現場のトイレを出入りする人は少ないという。都庁では通常の忘れ物として取り扱い、2週間保存してから警視庁新宿署に拾得物として届けた。

 大阪・東大阪市役所でも6月18日午前11時30分ごろ、市職員が市庁舎1階の男子トイレで、9通を見つけた。同市の管財課職員は「今朝の新聞を見て気付いた。普通の拾得物と思っていた」と驚く。置いたと思われる人物についても「(当時)議会中で、人の出入りが多いので分からない」と特定は難しそうだ。

 過去の現金ばらまき事件では、1989年川崎市の竹やぶで、2回に分けて見つかった2億2000万円や、98年12月に長野県内で数か所に総額2000万円の現金とホウレンソウが置かれているのが見つかった事件などがある。しかし、今回のように、これほど広範囲にわたった現金ばらまきは、極めて異例。なぜ役所中心なのか、1人で行ったのか、希代の慈善家なのか、はたまたイタズラなのか。日本全国を巻き込んだ謎の現金ばらまき事件は、まだまだ続きそうな気配だ。

今ではその総額も500万円に達する模様です。もしかすると自分の懐に入れた方がいると考えるとこの仕掛け人は1000万円を超える「落し物」をしていると想定できますね。この記事を読んですぐに想起したのが「秘密のサンタ」ラリー・スチュワートさんのことです。今年1月に「アンビリバボー」で放映されました。



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 AP通信によると、米ミズーリ州などで四半世紀以上にわたり、毎年12月に人々に現金を配り歩き「秘密のサンタ」と呼ばれた実業家ラリー・スチュワートさんが12日、食道がんの合併症のため死去した。58歳だった。

 同州カンザスシティー郊外に住み、ケーブルテレビと長距離電話事業で巨額の富を築いたスチュワートさんが名乗らずに手渡した現金の総額は130万ドル(約1億5600万円)に上る。食道がんを患っていることが分かり、昨年11月、人に親切にするという自分の信念を広めようと「サンタ」の正体を明らかにした。

 1979年12月、立ち寄ったドライブインの女性従業員に20ドルを渡したことをきっかけに「秘密のサンタ」を始めたという。スチュワートさんは米メディアとのインタビューで「ほかの誰かを助けることこそが、私たちの生きる目的なのだ」と語っていた。(共同/20071141846分スポーツ報知)


ペイ・フォワード2 更に、1人の人間が3人の人間に親切をし、さらにそれぞれ親切を受けた者が3人に親切をしていくという映画、2000年のミミ・レダー監督作品「ペイ・フォワー/可能の王国」がありました。先の記事が伝えるようにこの「一人一封」がイタズラであるわけがありません。受け取った役所は困ると思いますが、「修業の糧としてお役立てください」と差し出したご本人、グループの真意を汲み取り役立てて欲しいものです。