昨日19:30~21:00、某株式セミナーの無料講座に出席してきました。本講座への入会前のセールス・プローモーションとしての講座です。私はこれまで投資には無頓着でした。自分のこれからの12年を探る中で行き着いた人脈づくりの大切さ。その一環としての投資ファンド業の修行。ここから投資が趣味ではなく、大切な仕事としてこの世界に足を踏み入れようとしています。


講師のKさんは、「思い込みを捨ててください」といいます。それは、「周期説」への過大な期待、「買い目安、売り目安」という指標、「金融機関=プロ」信仰、「業績と株価の連動」という業績信仰などです。また、金融機関によるセミナーは単に手数料を稼ぎたい彼らの営業の一環にすぎないという、言われてみれば頷ける話がどんどん出てきます。


インターネットの普及により95年以降株式市場はグローバルマネーの時代に入り、株価は世界市場との連動が更に深まっていることを知りました。「業績が上がるから株価が上がるのではない、買い注文が多いから上がるだけ」。本講座の投資は、正しい「波の乗り方、降り方」をこれまでのデータをベースに示すことだといいます。このタイミングは週ベース。


特に、昨今の団塊の世代を狙った大手投資顧問業による投資信託には気をつけたほうが良いという話には眼から鱗が落ちるようなインパクトがありました。先日、その大手証券会社に訪れセールス・プロモーションのビデオを見、豪華なパンフレットを目にした私は、その内容に感心したばかりでした。そこに確かに分散投資による堅調な実績が書かれてありましたが、K講師による資料にはどの実績に加え、日経平均のグラフが追加されており、重ねると明らかに日経平均の方が上回っていました。


金融機関は手数料、口座管理料を得ることが第一義。「プロ信仰に惑わされる人は、公的資金を受けたのは誰か?バブルを煽ったのは誰か?多くの個人投資家に襲ったITバブルが凋落した時期、最大の収益を上げたのは誰か?経済新聞への最大の広告主は誰か?」とK講師の指摘に頷くばかりの私でした。