東京訪問二日目。二日酔い気味の朝。宿泊先から千代田線の赤坂駅に向かう途中にTBSがある再開発地区を通る。こちらも凄い規模のビルが建つらしい。駅前のカフェで朝食を取りながら東京の持つパワーに改めて感心した。二日目の今日は八重洲に向かうため、東京駅まで乗り継いだ。


TBSビル

TBSビル

東京駅では変な取り巻きができているところがあって、近くに寄ってみると野次馬の目線の先には仲間由紀恵がいた。大きなバッグを肩に抱えて駅に駆け込むシーンを撮影中のようだ。よくはわからないが来週から放映される『エラいところに嫁いでしまった!』の撮影だろうか?根はミーハーだが、無職のわが身を自覚し早々に現場を立ち去った。

本日のお目当ては、世界で指折りのヘッドハンティング企業M社のFCパートナー募集説明を受けること。但し、加盟金が700万円ということを知り、事前に「そんなお金は全くありませんが、お話だけでも聞かせてもらえませんか」というほとんど冷やかしのような申し出に、担当の方は快諾していただいた。マンツーマンでみっちり二時間説明を受けた。元手があれば今からでも始めてみたい仕事だ。


写真はM社が入るインテリジェントビル

八重洲ビル

夕方は再び新橋の店に行く約束をしていた。時間があったので八重洲から有楽町、銀座を歩いて新橋へ向かった。それでも時間があったので駅前にある喫茶店で時間を潰した。持参していた文庫本「オウム帝国の正体」(一橋文哉著)を読んでいると、正面の初老の男性二人の会話が耳に入った。どうやら人材紹介業を始めようというものらしいが、発想が短絡的で他人事ながら心配してしまった。


オウム帝国の正体

店へ到着すると、さすがに金曜日らしく常連のお客で一杯になった。この日着てくれたのは、私がチームリーダをしていたときの原稿制作のチーフ。彼とは三ヶ月に一度大きい仕事をしようと決めていた。プレゼン対象クライアントとおおまかな内容を伝え、彼がそれに沿ったプランを作るという流れ。決まらないこともあれば決まることもあるが、決まったときは大きな受注額となるからやめられない。彼とはなんと、店主を交え朝の7時まで飲んでしまった。いや、彼は飲めないのでつき合わせてしまった。(続く)