彼女に会えなかった2年間、LINEはたまに送っていた。メッセージを送ると5日後〜1週間程度で返信が来るという最下層ぶり、ただ彼女は必ずメッセージをくれ、どこぞやの女のようにひたすらやっつけスタンプ返しや使い回しの写真を不明に送ってくるような事はしない



私のような優先順位最下層カスタマーにもキッチリ返信してくれるのは好感が持てる。Pを連れウォーキングストリートを歩いていると「2年で私老けたでしょ?」と言われたが全くそんな事はない、むしろ前より綺麗さが増したような気がする。「君は今でも全然綺麗だよ…」と言ってみたが彼女は苦笑いしていた。彼女と接していて他の女性と圧倒的に違うのはやはり日本語が喋れる事だ。どういう経緯で日本語を覚えたのかはわからないが、やっぱりそこは非常に楽である。



いつもはどこにも行きたくないと言う彼女だが、珍しくお腹が空いたというので凱旋門に向けて歩いていたのを引き返し、バリハイ側のマリンシーフードに行く事にした。



私は生ガキ5個とカオパット、彼女は辛そうなタイ料理を二品ほど注文、いつかのtitoさんのように生ガキ3個横取りされるという事もなく、お互いに自分で注文した物を食べる。すると彼女が「今日は昨日席に呼ばれた中国人が来るって言ってたから待ってたの…」



どうやら約束していた中国人にすっぽかされたらしい…そこは万国共通なのか私のような複数女子を仮押さえ…みたいな事をしているのだろう…ただ彼のおかげで彼女とこうして再会出来た。「私は人を信用しない…人は必ず裏切る…」彼女の場合、英語ではなく日本語なので余計に言葉の重みが響いてくる…



「あなたは今でも奥さんの形見のネックレス身につけてるのね…そういうの素敵だと思うわ…」



「君の子供は元気?」子供の話を振るとやはり母親らしく嬉しいようだ。「ほら 大きくなったでしょ」iPhoneの写真を見せてきた彼女の顔は完全に母親の顔だ。確かに彼女の息子は2年前よりずいぶんと大きく成長している。前回もそうだったが幸せそうな彼女と息子の写真を見ると少し複雑な気持ちになる…



"早くお金を貯めてセックスワークなんか辞めてね"という気持ちと"君との本山城は最高だ"という相反する感情が湧いてしまう…



そんな最下層カスタマーの葛藤…




つづく




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