階段を手すりを使って元気よく上がってきました。
●くん(2歳2か月)

ここのところの●くんのプレイングのパターンは、これまでに触れてきたものに片っ端から触れることにあるようです。

アヒルのボードゲーム、粘土、マグネフ、風船、恐竜フィギュア、絵筆、紙をちぎる、撒く…

室内を探索して、繰り返し行うことによって、
(そうそう、ココにこれがあって
あそこではこんなことができるんだよね)っていう
安心感を得ていて、

それは●くんの世界を広げ、わがものにするために必要な行為なのだろうとみています。
こんな調子で出しては移動し…の連続ですから、あっという間に室内は出したものでいっぱいになります。
そして都合の悪いことは突然聞こえなくなるという現象も起こります笑
しばらくお付き合いしていこうと思います😊
(たしかこの時期の子どもの真実を表した絵本があったはず…!)


年明けて最初のプレイングは書初め🖌

墨では飽き足らず、絵の具もご所望。



動物好きな●くん。

2分割の絵あわせには、頭にマッチするお尻が必要と言わんばかりに、

「しっぽない…」と探してくっつけていました。



今度はローラーも加えて。



恐竜ブームの●くん。恐竜の名前をたくさん知っています。

恐竜のシルエットに棒のついた人形をクルクル回して遊んでいたので影に映して遊ぶことに。

背景が賑やかで伝わりにくいのですがスクリーンに見立てた大きな布に影を映しているところ


観客側ではなく演者側がいいみたいです。

こちらからでも影は映るので、●くんは人形を操作しながら、影も見ています。


私が「どしーん、どしーん」と言葉を添えながら、ゆっくり恐竜を歩かせて見せると、

●くんも呼応するように待っていた人形をどしーんどしーんと歩かせていました。

そのとき人形のみならず、自分の膝も屈伸しているのが印象的でした。

自分も恐竜になったつもりかもしれませんね。


また●くんは恐竜がおおきく見えることに関心を示し、「おおきくおおきく…」と催促しました。

そこで光源に人形を近づけたり離したりをゆっくり繰り返し行い、その動作に合わせて「おおきい、ちいさい」と言葉を添えるようにして操作してみたところ、

●くんも同じようにゆっくりと人形を近づけたり離したりを繰り返し行っていました。

恐竜のエピソードが生まれそうです

この日一番夢中になった遊びはコレでした!


プレイングのあらゆる場面で

●くんの「・・・デハナイ○○ダ」を見ることができました。

感情が豊かに育ち、自我の拡大がみられます。

いやなときは「イヤ」と言えます。



ところで、昨夜はイタリア🇮🇹レッジョ・チルドレン代表のクラウディア・ジュウディチさんが登壇する「100のことばはこえる」展のオープニングイベントにzoom参加しました。


レッジョの考える子ども観として、子どもは市民であること。大人と同様に子どもも意見や考えをもっていること。その存在を園や学校内にとどまらず街に作品が飛び出し表明すること、などがあります。


日本でも子どもたちの作品が渋谷の代々木公園で展示される予定だそうです。

会期中に東京に行ける可能性は低いのですが、Instagramなどでシェアいただけるものと思います。こちらも楽しみです♪



沢山のレッジョの子どもたちの作品を見せてもらいながら、たとえそれが2歳児のものであっても、自分の獲得した力を表現しているし、世の中を的確に捉えている、と感じました。


私たちが子どもの素晴らしさに注目し、教育や保育が大切にされれば、世の中はより良く変わるのでは…

そんな希望を感じさせるイベントでした。


2歳の●くんが試練を乗り越え、どんなふうに成長するのかとても楽しみです❤︎