教室を飛び出してまち歩き
お小遣い300円を持って海野町商店街に行きました。
このカリキュラムのねらいは、買う・買わないにかかわらず、いつもの街を【商業的な商売の目線で見ること】です。
つまり、「はじめてのおつかい」体験をすることで、
- 自分で(売られているものを)知り、
- 自分で(商品を)選択し、
- 自分で(いくらか・お金は足りるのか)考え、
- 自分で購入体験をすること
を大切にします。
この経験は、今後実践していくお金の勉強をはじめ、販売体験をする「子ども株式会社」に通じていきます。
買う側の気持ちを体感することで、売る側の知恵や工夫に活かしていきます。
買うか・買わないか、なにを買うかも含め、判断するのはすべて子どもたちです。
毎年、「(お小遣いの範囲では)買いたいものがない」と買わない子が数名います。
それも全然OK!!
お金をどう使うか?の価値観は本当に人それぞれですし、
今回のまちあるきは、買うことが大きな目的ではありません。
それでも、事前に家庭内でお話しをしてくださった子は事前に
「どんなものがあるか?」
「じまんやき買えば?って言われたよ」
など、行く前からある程度決めていてくれている姿があり、とても助かりました。
私の方からは買うことを促したり誘導しませんので、もしかしたら”時間内に買えない”という(失敗?)体験も生まれる可能性もあります。
(アソビノでは失敗体験は、すばらしい経験につながる糧として捉えています。)
ただし、事前に「時間内に買うこと」を子どもたちにしっかりと伝えていきました。
買い物後は戻って振り返り。
素晴らしい気づきがたくさん生まれていました!
↓↓↓
<水曜コース>
- おいしかった
- いろんなお店にいけてたのしかった
- 「ありがとう」と言われてうれしかった
- シャーペンはシャーペン、ボールペンはボールペンで、種類ごとに並べられていてわかりやすかった
- 閉店時間が早いと感じた
- いろんな種類のものを売っていると思った
- お小遣いが足りない。300円だと買えない。
- ↑このことから、モノの値段が上がっていると聞いたことがある
- 子どもの予算では売っていないのではないか?大人向けの値段なのではないか?
<日曜コース>
- 注文を間違えないように、メモをしてくれていた
- 値札が商品に直接貼られていてわかりやすかった
- 値札が大きく、見やすかった
- 商品名も記載されていた
- 値段が高いもの、安いものがあった。値段が高いものは、たくさんの人が手をかけたものなのではないか。
- 店員から声をかえてくれてうれしかった
- 扉が開いている店と開いていない店があった。開いていると入りやすい。
- 扉を開くとベルが鳴るお店もあった
- 同じ値段でも味の違いが大きく書いてあってわかりやすかった
- いい匂いがして、パン屋さんだとわかった
- お茶屋さんでも、お茶だけでなくお菓子など商品がいっぱいあった
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以下は、みーちゃんの小さな感想です。
高校のときによく通った商店街でしたが、タワマンが増えてシャッターの閉まったお店が増えた印象でした。
また、その中でも新しいお店の入れ替わりも感じました。
高学年が低学年のお金の計算サポートをしてくれている印象があり、うれしくなりました。
学校では難しいですが、異年齢での教育はたくさんの成長があると、私は感じています。
なによりも、自分でほしいものがお金を自由に使えて、手に入った喜びが、こちらまで伝わってきました。
子ども株式会社設立に向けて、少しずつ、金銭教育も取り入れていきたいと思っています。
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今回は、保護者希望をとった「大人向けのアソビノキッズ1日体験」のカリキュラムでもありました!ご参加いただいた保護者の皆様、どうもありがとうございました