みーちゃん渾身の、本気のカリキュラム。
アソビノはいろんなカリキュラムがあることが特徴のひとつです。
前週の稲刈りのように、自然体験で思いっきり五感を働かせて身体を動かしてもいい。
反対に、子ども株式会社ではものづくりに集中してもいい。
”静”と”動”があるのがアソビノです。
講師もみーちゃんだけでは、みーちゃんだけの目線になります。
でも、たくさんの個性あふれる講師がいるから、たくさんの感性に触れる多様な指導をしてもらえるのです。
その中でも今回の「夢の持ち方」カリキュラムは、みーちゃんの熱さ、厳しさが伝わるカリキュラムでした。
これは、実際に子どもたちに見せた、総務省が公開している小学生のデータです。
大人であるみなさんは、このデータからなにを感じますか?
このデータに浮き彫りになっている”危機感”から、私はアソビノを生み出しました。
今はなんでもある時代。
でも、精神的な側面では、明らかに将来を生き抜いていく力が薄いことを象徴しているデータだなと感じています。
だからこそ、このデータを踏まえて以下を子どもたちに伝えました。
◆食糧が足りないこと。でも、日本では自給率が40%もないこと
◆だから、海外から食糧や資源を買いたいけど、戦争をしているから買えないこと
◆電気・水道が使えることは決して当たり前ではないこと
◆日本には借金が1000兆円以上あること
◆同時に、AIが進んでいるので希望でもあるし、失望でもあるかもしれないこと
そして、SDGsの目標が2030年までであるように、10年の間で大人たちが中心となって行動を変えれば改善できるかもしれないこと。
子どもたちにとっては、実感がないでしょうし、きっとよくわからないかもしれません。
わかる、わからないは関係ないです。
今はすべて、理解できなくてもいいのです。
でも、これは「事実」です。
私たちが住んでいるのが日本という国な以上、その社会に生きることになるのです。
そして、未来は”今”つくっているんだということです。
その”事実”を踏まえて、
将来「どんな大人になりたいか?」「なんの仕事をしたいのか?」をワークシートに書き、最後には絵にして表現しました。
私とすると、少し酷なことを伝えてしまった気がしましたが、子どもたちは夢と希望の詰まった未来を想い描いていました。
子どもたちに、私自身が気付かされたのが、根源的に、「やさしさ」と「人の役に立ちたい」という気持ちは生まれ持っているんだということです。
なぜなら、ほとんどの子どもたちが、言葉の表現は違えど
「やさしいこころ」
「ひとを助けたい」
というようなことを書いていたからです!!!!
家に帰ったらちゃんと、大人に見せてね、と伝えていましたが、子どもたちからは報告があったでしょうか?笑