以前のことですが、
ある子が始まる前にガムを食べていて、
「ねぇみーちゃん!!!アソビノってお菓子いいの!?」と別の子。
「ダメとも決めてないし、いいとも決めてないよ〜」と私。
「いい機会だから、みんなで決めよっか」と、カリキュラムを始める前に、話し合いの時間を設けてみました。
この子の主張は一見、ただただお菓子を食べたい子どもの主張に見えてしまいますが、
話し合いをしたら、そこにはちゃんと”理由”がありました。
テーマは「アソビノにお菓子を持ち込んでもいいか?」。
いや〜おもしろいですね〜。
いろんな話し合いの過程があったのですが、1人ひとりが、ちゃんと自分で考えて、いろんな意見が出ました!!
なるほど!!
「お菓子を持ってきたい、あの子ガム食べててずるいな」の背景には、
「家に帰るとまず宿題を終わらせてからアソビノ来るから、お腹すいちゃうの」という心情があったのです
平日の学校終わりに開催している水曜コースならではの事情ですね〜!
最終的に決まったのは
「始まる前と休憩のときなら食べてもOK!! 持ってくる人と、持ってこない人がいるから、みんなにも分けてあげようね」
ということでした。
それは、アソビノの水曜コースという場を、自分たちがどういう場所にしたいか、は子どもたち自身が決めるものだから。
その結果、カリキュラムに支障が出てしまう場合は、本来の目的が阻害されてしまうので、それは子どもたちに”疑問”として投げ掛ければ良いのです。
「こういう風に決めたら、こういう結果になっちゃったんだけど、どうする?どうしたい?」と。
この経験と考えは、必ず!社会で生きていくという素地になります。
ある意味、政治のようです。
この地球上、どの国に住む以上、”政治”には必ず関わります。
こういう政策・物事を決めると、自分たちにこんな影響がある。
だから、個人の利益だけでなく、全体として考えていく力が必要なのです。
このチームで話し合い、答えを自分たちで導いていく姿は、
私にとって、「子ども株式会社」への土台となっており、
どんな会社になるのか?!
とても楽しみな出来事となりました
ちなみに、水曜コースでは、いろんな出来事から全体ルールも話し合いで追加されました