九刃物語11 | 遊人 World

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カラッポが俺の体を操ってテントの魔石に魔力を補充する。ちなみに、テントは魔石1個が1日分で10個付いている。

 

「うむ。1日分の補充で、操る1回分だな。魔力の使い方は、わかったか? 明日からは、お前が補充するの じゃからな」

 

右手に握った刀から左手の指先に力を流す感じだな。これが出来るようになると、体の何処からでも魔力を放出する事が出来ようになり、魔力器官が体に構築され魔法を使えるようになるかも? らしい。

 

「そうだ、ついでにボス部屋で手に入れた剣と指輪を解析してくれよ」

 

カラッポが解析すると、剣は闇魔法中級が使える良い剣らしい。毒魔法や石化魔法だと 毒系・石化系の魔法しか使えないが、闇とは九つの力の一つであり、闇から発生した力は全て使えるらしい。

 

すなわち、闇魔法は闇から発生した毒・石化魔法などを使える。

 

指輪は、闇魔法無効の効果があるという事なので、左手の小指につける。さすが、ダンジョンボスが守るだけの宝だ。

 

「さて、ユウト。魔力回復薬のみで1週間の野営と毎日1回 操るを使ったら、薬は何本必要じゃ? 食料は、あるのか? この辺りの魔物の種類は、どうなんじゃ?」

 

到頭(とうとう)、自分で考える事を放棄したよ・・・

 

「薬は3本くらいじゃね? 食料は5人×3日で15日分だな。この辺りの魔物はダンジョンを除けば動物系(兎・鹿・猪)で、あとはゴブリンが出る」

 

「では、ユウト。森の中で1週間くらい修行をしよう!!」

 

カラッポ曰(いわ)く、1日1回 操るを使って剣術などの感覚を掴(つか)む。一心同体なので体の動かし方は自然にわかるし、魔石に魔力を補充する事で魔法の使い方も覚わるらしい。

 

肉体は荷物運びで鍛えられて いるから、1週間サボらず修行すれば中級の冒険者くらいには なれるらしい。本当は1ヶ月ほど修行して、気の使い方まで教えたいらしいが食料が足りないので、今回は諦めるという事だ。

 

なぜか、1週間修行する事になった。

 

 

つづく