「疲れたので、こ・う・た・い・して」
鉄を流し込む型を作ってる横で、あまいが可愛く? つぶやく
「なになに、あまいちゃん そうやって言うと交代してもらえるの?」
「私の美貌に、かかったらね」
まあ、相手がオス猫ならコロリと行くでしょうが・・・動物には興味がないので無視して作業を続ける。
「たまごもつかれたー こ・う・た・い・してー」
無視を決め込む。
「あまいちゃーん、効果ないよ?」
「おかしいなぁ・・・ご主人様は男色かもね」
あまいの頭に即、拳が落ちたのは言うまでもない。
「おまえら、楽勝だと言ってたじゃん」
「だってー 少し楽なだけで疲れるのも暑いのも昨日と同じなんだもん、それにシーソー飽きてきたんだ。あまいちゃんも飽きてきたと思うよ」
「私もたまごちゃんと同意見です」
「こどもかっ」
「100・・・違った0歳児ですが、何か? こういうの動物ギャングだっけ?あまいちゃん」
「たまごちゃん、動物虐待ね」
昨日と違って会話が出来ると言う事は余裕があるみたいだ。そんな2匹を無視して型作りに戻る。
「ねーねー あまいちゃん、ご主人様が完全に無視してるよ」
「こういう時はね、いじめ はんたーいって言うといいんだよ」
「いじめ はんたーい、こ・う・た・い・してー」
たまごが壊れてきたのでクスクス笑ってる あまいの おでこにデコピンを1発入れてやった。
お昼になったので あまいと交代した。交代して思ったのだが動物とシーソーしてる俺・・・他人から見れば、やばい奴だなと考えていたら あまいが帰ってきたので たまごと交代させる。
「あまい、たまごに変なこと教えるのやめろよ」
「だって、おもしろいじゃん」
「あれでも、おねーちゃんになるんだぜ」
「まぁ、私はできた妹なので」
そんな会話をしていると たまごが帰ってきたので交代して食事に向かった。
つづく