「わーい、おさかな いっぱーい」
朝から匙状の陶器の付け方・使い方を教え、一輪車を装備した2匹を連れて川に来ていた。
「お互いに一輪車に昨日の小さい黒い塊・黒い砂を乗せて、ここまで運んできてこの川の竹束の上にあけてね」
「えーーーおさかなー」
「昼飯は焼き魚だな」
「たまごちゃん行くよ、早く」
「いってきまーす」
なぜか、やる気を出したあまいが たまごを連れて作業に行った。俺は魚を捕まえる罠を川に作る作業に取り掛からない、もう前から作ってある罠に魚が自然と集まっているからだ。いつでも魚は捕まえられるので拠点に戻り地下室の製作に戻る。
「いいにおーい」「だね」
俺は昼前に川に戻り魚を焼いていると2匹が戻ってきたのでお昼にすることにした。
「昼から、あの川の黒い部分を拠点まで運んで山砂鉄の所に戻り川にあけてを繰り返してね。日が暮れたら拠点に戻っておいで」
川の力を使って自然分離した砂鉄を拠点に運ぶ作業を追加し俺は拠点の地下室の製作に戻る。
「ただいまー」「かえりました」
体を洗った2匹が拠点に入ってきた。
「もう、そんな時間?」
「ごはんは?」
「まだ、作ってないよ」
「えーーーーーーーーー」
たまごが、ものすごく落ち込んでいた。
「食事は、労働の対価では?」
あまいに痛い所をつかれ食事を作りはじめる。
「ごっはん・ごっはん・ごっはん」
食事を作っている最中、ずーっとその言葉を繰り返してた たまごは食事が出来上がると食事に夢中になっていた。
つづく