はじまりの夢14 | 遊人 World

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この世界の物語はフィクション!! 気分で? 音楽・魚・植物等
(トラブル防止の為、二次使用禁止)

「グゥーーーーーーー」

 

音の聞こえた方を見ると、たまごのお腹の音だった。空腹に耐えながら土を運んでいるようだ。料理を作り終わった俺は食事を始める。

 

「早く運ばないと、昼飯無くなっちゃうぞー」

 

「グゥーーーーー」

 

お腹の音で返事したようだ。優しい親なら食べなさいと 言うかもだけど遊人は甘やかす気はない、ここは厳しく躾けるのがたまごの為だと思っているが・・・

 

「グゥーーー」

 

「グゥーーーグゥーーー」

 

「グゥーーーグゥーーグゥーグゥー」

 

「わかったから食え !」

 

たまごの腹の虫には、かなわないようだ。嬉しそうに寄ってきた たまごだったが不安な顔をして

 

「ちょっとだけ?」

 

「たくさん食べればいい、ただし夜飯までに残り運ばないと、夜飯は抜きだぞ! 次は甘くないぞ!」

 

「はーい」

 

たまごと一緒に食べ、昼寝し、作業を再開した。たまごは、食事抜きがつらかったのか昼からはまじめに頑張っていた。

 

夜飯を食べながら半分眠っている たまごを見ながら、布団を敷いてやると睡魔に食欲が負けたのか たまごは布団に入り眠りだした。俺も片づけをして眠ることにした。

 

 

つづく