六甲ミーツアートの記事が長くて日にちがズレたけど


連休最終日は大阪市立科学館に行きました。



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科学館では年に一度


「大人の化学クラブ」という教室が開催されるんです。


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科学館に来ても、工作室に行く事ってあんまりないよね。


特別感でワクワクですわ(≧▽≦)



最近は子供の科学離れを懸念してか


割とあちこちで子供科学教室が開かれてますが


大人が実験できる場所ってのは、ホンマに無いんですよ!


でもでも、大人だって化学実験したいじゃないですか!


もっとフラスコを!試験管を振り回したいっ!


そんなエセ理系な私の望みを叶える素敵教室♪


第一回目のテーマは「銀の結晶」でした。



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最初は銀についての簡単な講義から。


周期表で47番目に位置するこの元素


わずか1㎠の銀から2kmの銀糸が出来る程粘度が高く


また、電気抵抗が一番低い金属なので


オーディオケーブルに利用されたりするそうです。


はい、講義要約おわり。



さあ、それではお待ちかねの実験を始めましょう!


最初の実験は「銀樹の観察」です。


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わ~い、顕微鏡♡


スライドガラスに銅線を置きまして~


そこに硝酸銀水溶液をたらします


それを観察してみると


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こんな風に、銅線の周りに結晶化した銀が現れます。


黒い樹状の影が銀樹と呼ばれる銀の結晶で


ホントは綺麗な銀色なんやけど、


スマホ画像じゃこれが精一杯でした(ノД`)・゜・。


顕微鏡の視界をスマホで撮るの、めっちゃ難しいねん。



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それでは本日のメイン実験


「銀鏡反応」いきましょう!


銀鏡反応とは、ガラス表面に銀イオンを析出させて


鏡を作るものなのです。


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まずはこの、時計皿という凸レンズを綺麗に洗います。



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各種薬品を溶かした水溶液を用意します♪



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硝酸銀水溶液にアンモニアを加えると


透明だった水溶液が茶色くにごります。


因みに、手前に写ってる瓶の中の


無色透明な液体がアンモニア。


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アンモニアを加え続けると


どんどん茶色く~


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更に加えると、何故かまた透明に戻ります。


おお~、不思議!なんでや?!



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では、この各種様々な薬品の溶けた水溶液を


このレンズの凹面に流し入れましょう



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薬品が反応を起こして、少し濁ってきてます



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暫く置くと、この通り。


反応で真っ黒になりました。


この中で銀イオンがガラス面に結晶化しているんですね!


全然そんな風には見えないけど!



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ひたすら黒い水溶液の様子に

多少の不安を感じつつ


時間をおいてから、精製水でそっと洗い流します。


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あ、なんか銀色になってる!


では、凸面を見てみましょう♪



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おお!大成功!綺麗な鏡になりました!(≧▽≦)


自分で作った鏡って、なんかスゴイ!


ホンマに鏡になってメッチャ嬉しい~♪


教室の皆さんも、これにはテンションだだ上がりでした☆




これは「銀びき」と言って、


昔の鏡の作り方なのだそうです。


鏡はこうして作られていたんですね~


毎日見てる物なのに


全然知りませんでした(*´▽`*)



それにしても実験は面白いなぁ!


混ぜ合わせると、全く違うものを作り出す薬品達が面白い♪


自分で作ったこの鏡は袋に入れて持ち歩いて


時々取り出してニヤニヤしようっと♡(笑)




大阪市立科学館 大人の化学クラブ  http://www.sci-museum.jp/event/?month=201411




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