非常に久しぶりのブログは、今更ながら、8/30に神宮球場で行われた「乃木坂46バースデイライブ」の感想と思ったこと、感じたことを書きたいと思う。

座席はメインステージ真横で、ハッキリと見ていないためにセットリストや各曲の感想については割愛したい。

コンセプトは「ジュークボックス」
ステージ両サイドにリリースしたシングルのジャケット写真が掲示され、1シングルずつ再生(披露)されていく。「全曲を1ハーフ以上披露する」という前提を体現する上で、とても直球で分かりやすく、シンプルなコンセプトだと思う。


コンサート全体については「期待通り」だった。
「ハルジオンが咲く頃」でのハルジオンカラーのサイリウムを始めとした曲でのサイリウムの変化、メンバーのパフォーマンス、演出の幅、どれをとっても期待通り。

ただ、今までのアンダーライブを含む乃木坂46の全コンサートを考えると、物足りなく感じてしまった。

個人的感想として、今までの乃木坂は期待値を越えるコンサートを見せてくれた。それが今回は弱く感じた。でもそう感じた理由は分からないのが本音。感覚的なものなので、明確に言葉にできない…


でも感じたこととして、「『全曲披露』の限界」がある。
2015年の西武ドームでのバースデイライブは7時間越え、今回は3日間に分けての全曲披露となった。

「歴史を振り返る全曲披露」という前提のコンサートは、様々なアーティストの中でも非常に稀有なと思う。でも物理的に、現実問題として厳しくなっていることは事実だと思う。

ならば、「バースデイライブ」という名前は残し、メドレーで繋ぐような構成であったり、3日間でセットリストを組んで「最終的に全曲披露」という構成も考えて良いと思う。

その理由としては、乃木坂が最大の輝きを見せるのはセットリストを組んだコンサートだと思うから。

昨年の神宮では、「overture」の登場から「太陽ノック」のスタートまでには沈黙・静止から生駒ちゃんの叫び、ベマーズコーナーでのストンプ、「別れ際、もっと好きになる」~「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」の流れ…。

3時間の一つの物語を作るようなセットリストで、自由に組まれたセットリストだからこその魅力が素晴らしいと思う。


乃木坂46の頂上はまだまだ先。
毎回のコンサートで良かった部分、悪かった部分を精査しブラッシュアップしながら、次のコンサートも乃木坂の「最高のコンサート」を更新し続けることを信じて待ちたいと思う。