『ボクラノキセキ』 | 言ノ葉Cafe ~蛍香~ 二号店    徒然日記帳

言ノ葉Cafe ~蛍香~ 二号店    徒然日記帳

ニコ生 言ノ葉Cafe ~蛍香~ の二号店です

http://com.nicovideo.jp/community/co2384437

日々の生活のあることないこと好き勝手にだべったり愚痴ったりします。
動画、映画、書籍の紹介もここでやろうと思っています

よろしければ、覗いてみて下さい(*⌒▽⌒*)

『ボクラノキセキ』 久米田夏緒著 一迅社



皆見晴澄は物心つく頃から“亡国の王女ベロニカ”としての記憶を持っていた。

高校を舞台に繰り広げられる現実と記憶の狭間で揺れる彼らの戦いを描く。



本屋で見つけてちらと読んだら大当たり!ドラマCDとかもできるくらいに人気な作品。学園恋愛あり!



買った後に 人気が出てきてしまって

ついにはアニメ化! とかなると 急に その作品に対するテンション下がっちゃう 

あの現象 なんていうのか 誰か教えてください。



以下 あ~ら~すじ!



子供の頃から 自分とは別の人間の記憶があった。

皆見晴澄 のもう一つの記憶。



それは 剣と魔法の世界 で生きる 王女ベロニカ の記憶。

魔法を学び 政治を学び いずれくる政略のための結婚に備える 彼女の人生。

しかし、 その婚儀を目前に 彼女の城は 相手国によって攻め落とされる。



そんな記憶があることは 他人にバレれば それはいじめのきっかけとなった。

誰ともかかわらずに距離を置いていた晴澄は

進んだ高校で出会った 春湖や御堂 

中学の頃からその秘密を知っていて 同じ高校に進んだ上岡

達と平穏な しかし 記憶に苛まれる 生活をしていた。

ある時 ベロニカの記憶を書き留めていたノートが クラスメイトに 見られてしまう事件が起きる。

すると 次の日から クラスメイトを始め 晴澄の学年の生徒達にも 

ベロニカの周りにいた人々の記憶が 現れていく。



それは ベロニカの母国ゼレストリア 敵対国モースヴィーグ 中立を保つ神官

三つの勢力が 現代に復活した瞬間だった。



前世の記憶に混乱する生徒達。

そんな騒動の中 中学時代 唯一味方してくれた 

晴澄の友人上岡紗耶 が何者かに魔法で撃たれてしまう。

晴澄は 恋人となり さらに ベロニカ付きの騎士リダの記憶を持つ 春湖とともに

前世で一体何があったのか。 戦争の真実と 紗耶を傷つけた犯人を探し始める。



感想!

とにかく 前世の記憶として 高校生達が ファンタジーの世界でしか知らない

剣と魔法の国に生きた人々 の 人生を追体験して そのしがらみで 現世でも陰謀が渦巻く。

そんな話なわけですが。



まずね 晴澄 って男に ベロニカ って女の記憶 って所から

俺は好きな展開だったww

最初は 軽い気持ちで読んでましたが だんだんと話がシリアスになっていくに連れて

グイグイ引き込まれていって

今では 誰が 前世の誰で 戦争の時にどんな行動してたのか

なんて 推理しながら 読んでます。



登場人物たちは ただの高校生なのに

記憶では 騎士や神官 王子や姫様 城のメイド達なわけで。

そのギャップに苦しみながらも 自分たちでやるべきことを考えて行動していく。

その様子が なんとも読んでいて もどかしいような それでいて ワクワクするような。



けど 全く無関係で 前世の記憶もなにもない 晴澄の友人 上岡紗耶 が魔法で攻撃された瞬間から

前世での戦争が 現実に引きずり出されてしまう。

そして中心人物であるベロニカ=晴澄 は否応なしに巻き込まれていくんですな。



晴澄まじ かっこいい!!!

そして 春湖ちゃんまじかわえぇぇ!!!

前世の記憶なんて どうでもよくて。

この二人が 現世で 恋人として幸せになってくれればそれでもういいや。

なんて 俺は思ってたりするくらい

このカップル可愛いんだよね。



そんなこんなで

高校生たちが 記憶の通りに 魔法を使い 胸熱な戦闘だったりある中で

ただの高校生としての恋愛劇がくりひろげ・・・・・られずに 

前世での関係とで 複雑な想いを抱いている 少年少女たちの物語です。

これは じっくり 家で 一息入れながら読んでみると ハマると思います!

ボクラノキセキ 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)/一迅社
¥596
Amazon.co.jp