視たくないのに視えてしまう霊感青年八神森司。
オカルト研究会なんて入ったのは好きなあの娘がそこにいるから!恋愛ありのオカルトミステリ。
ありがちな「主人公がダメヘタレ」でなく、「かっこいいヘタレ」なのがこの本のいい所w 暇つぶしにオススメ
角川の新刊コーナー覗いて 表紙の絵で 手にとって
裏表紙のあらすじで パラ読みして
そのまま買いましたw
以下あらすじ~~~⊂(゚ω゚*⊂⌒`つ≡≡≡
視たくない。 視えてよかったことなんてない。
ホラー映画? お化け屋敷? 皆がそんなものを楽しげに話せるのがわからない。
そんな霊感持ちの八神森司は 高校時代 一人の女の子と出会う。
教室から窓の外を見下ろしていると 誰もいない花壇で水やりをする女の子。
近くの用具入れから 彼女に向かって 伸びる不自然な黒い影が。
あれは悪いものだ!
咄嗟に駆け下りて 用具入れの扉を力いっぱい閉めた 森司を見つめる怪訝そうな瞳。
それが 彼女 灘こよみ との出会いだった。
高校時代 仲良くなるも 遂に想いを伝えられぬまま 一浪して入った大学。
ふらふらとサークルを選んで歩く森司の背中に声がかかる。
『先輩?』
これは奇跡か?! こよみと再会し 彼女と少しでも一緒にいたい森司
しかし 彼女の所属したサークル名を聞いて硬直する。
“オカルト研究部”
これは試練か・・・・・・。 けれど 高校時代 彼女に惹かれるように伸びた黒い影。
きっと彼女のそばにいないと後悔する。
森司はそのサークルのドアを叩いた。
感想~~~!!
恋愛ありのホラーの主人公って 大抵 ヘタレなんですよ。
それがもう嫌で。
嫌いじゃないんだけど もうお腹一杯 って感じ?w
なので この作品もそうなのかな~ なんて パラ読みしたんですが。
どうやらこの主人公 ただのヘタレじゃねぇ!! って事で買いました。(←ヘタれであることは間違いない)
ホラー部分の所は 結構シリアス ってか リアルな表現で怖いです。
幽霊幽霊した怖さ というよりも 人の情念 とか 怨念 とか。
人の心理的な描写がえぐいですw
中々 読んだ後に 背筋がゾクッ とする話が多いですかね。
それに対して 恋愛パートは もう なんつーの?
男の俺でも あぁ・・・・うん・・・・ て 見守りたくなるような 感じですw
森司 と こよみちゃん のお互いの思いってのがね
可愛いんですよ。
あんまいうとネタバレになるから 言わんですけどねw
ただ 森司が ただのヘタレじゃない ってのは
すべて こよみちゃん への 想い故です。
普段は 優柔不断 奥手 人畜無害なお人好し
けど 一瞬でも こよみちゃんに 何かあるような時は
信じられないくらいの 行動力と 思考力を披露する。
それが 嫌味な ヒーロー じゃなくて
ほんとに 恋する男子 の理想的な姿でw
思わず おぅおぅ! と言いたくなるような カッコよさがあるんですなw
男の俺が 恋愛パートなんて と思うかもしらんけど
男性も読んでみて? 意外と おもろいぞ?
女性は ホラー部分に 若干心拍数上げながら読んでみてください(*´◡`*)
最新刊も出てますので シリーズでお楽しみくださいな。
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