祖父飯島蝸牛から継いだのは、見えざる妖魔を見る力。孫の律はその力で様々な妖怪と出会っていく。
無茶苦茶怖い!でもキャラが魅力的な作品。
一人では絶対読めない位怖いけど、気がつくと夢中になってます。
律の守護青嵐の言動がいちいちツボです。
これも家族からのオススメで読んだ作品。
『これ読んでみ?おもろいから』
と夕食後に手渡されて 夜寝る前に読んでしまったのが運の尽きでした・・・・・゚(゚´Д`゚)゚
以下あらすじ!
小説家飯島蝸牛の孫 『律』 は幼い頃から 不思議なものを目に映していた。
それはいわゆる 妖怪・幽霊と呼ばれる類のもので
祖父はそれらを視て 聴いて そして使役するほどの術者だった。
その力を継いだ『律』は 蝸牛の没後
両親と祖母とで暮らしているが家族には言えない秘密を抱えていた。
それは 一緒に暮らしている父の中身が 実は妖怪であるという事。
実は、蝸牛はとある呪術に失敗し、『律』の父親はその為に死んでしまっていた。
それを嘆いた蝸牛は 霊力の強さから 『律』 を狙う妖たちから 孫を守るためにも
自身の式神 『青嵐』 に一つの命を下す。
『律が死ぬまで その父親を器とし その守護となれ』
おかげで父親は一度死んでから蘇るなんてことになり
その実中身は世間知らずの妖怪
『律』のピンチにはそれなりに働いてくれるものの やる気がない。
大人になった 『律』 と 『青嵐』 が
蝸牛の血を引く従姉妹達 蝸牛の残した因縁
様々な妖絡みのトラブルに巻き込まれていく。
感想!!
内容が中々むつかしくて上手くまとめられませんでしたが
主人公の環境はだいたいこんな感じです(;´Д`)
ともかく平穏無事に過ごしたい律君ですが
自分の守護 青嵐 だったり
アル中の気がある従姉妹の司ちゃん だったり
大学のクラスメートだったり
怪しい古物商の男だったり
幽霊だったり
に 面倒事に巻き込まれます。
時には 呪われて命を落としかけたり 失明したり。
とにかく出てくるレギュラーキャラクターは可愛いし面白いんです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・が!!!!
本格的にシリアスな話になってくると まぁ絵柄もそうですが描写が怖い怖い。
人の心の恐怖を感じる部分を うまぁく 刺激してくる。
間違っても 夜寝る前に読んじゃいけない!
寝れなくなるから!!!
部屋の隅っこに黒い影がうずくまってたらどうしよう・・・・・・(இдஇ`。)
なんて状態になってしまいます。
でも 民俗学 だとか 地方の奇祭 だとか
主題が一つ一つ興味深かったりします。
怖いものは本気で怖いですけどね・・・・・・・・。
こうして書くために読んだんですけど
今夜は眠れなさそうですww
怖いの平気!民俗学とか面白そう!
なんて方は是非是非読んでみて 残暑を吹き飛ばしてみては いかがでしょうか。
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