タイトルの通り、私は例え血の繋がった家族であっても、自分以外は他人であると考えています。


こんな言い方をすると、冷たい人間のような印象を受けますよね。


私がそのように思っているのは、血が繋がっているからとか家族だからって、図々しく相手を利用したり、見下したり、無碍に扱ったりしてはいけないと思っているからです。


(家族に対して他人行儀で接するという意味ではありません。)


その理由の背景には、私の親戚に困った伯父さんがいたからです。


その人は私の母の実兄であり、私が幼少の頃は妹や弟を含めてよく遊んで貰ったり、食事に連れていって貰ったりと、面倒見の良い優しい伯父さんでした。


関係がこじれ出したのは、伯父さんが誰にも相談しないでヤミ金から借金をした事です。


当時、ずっと未婚だった伯父さんが40歳を過ぎて結婚したばかりの頃でした。


伯父さんはずっと実家に住んでいましたが、その近くにマイホームを建て、ようやく伯父さんも幸せを手にしたのだと思っていました。


おかしくなり始めたのはそのすぐ後でした。


伯父さんが結婚したのは金遣いの荒い女性だったようで、お給料ではすぐに足りなくなり、困った伯父さんはヤミ金に手を出してしまったのです。


しかも、その保証人にしたのはうちの母とその妹である伯母さんでした。


只でさえお金が無いのに、ましてやヤミ金の支払いなんて出来るわけがなく、ついにはうちにもヤミ金の取立の電話がかかってくるようになりました。


当時私はまだ中学生で、小学生だった妹や弟も電話がかかってくる度に怯え、母も困り果て、ついには家の電話番号を変える事になりました。

(当時は学校の連絡網に家の電話番号を載せていたため、変更した時は変な噂が出たりしました。)


父も我慢の限界がきたようで、父と母で伯父さんの家に赴き、伯父さんを怒鳴りつけに行ったらしいです。


伯父さんはその時は何度も頭を下げて謝っていたそうですが、母が聞いた話だと、伯父さんは全く反省をしておらず、祖母に向かって「なんであんなヤツに」「悔しい」と嘆いていたそうです。


そんなこんなで、借金自体は祖父母やその兄弟が立て替えてくれたおかげでヤミ金からの取立は無くなりましたが、伯父さんは親戚中から白い目で見られるようになり、孤立していきました。

(その間に奥さんとは離婚したようです。)


精神的な苦労もあり、祖父は脳梗塞に倒れ、祖母の懸命な看病も束の間、他界しました。


そして念願の手に入れたマイホームを手放し、実家で祖母と二人暮らしを始めた伯父さんは仕事も上手くいかず、職を転々とし、次第に祖母の年金を頼って生活するようになりました。


それだけでは終わらず、伯父さんは祖母を通して私の母や伯母にお金を貸してくれと頼むようになりました。


理由は働いているのに会社が給料をくれないから生活出来ないというものでした。

(その時点で色々問題がありますが・・・。)


優しい性格の祖母に頼まれては、母も伯母も断れず、何度かお金を渡してしまいました。


しかし、顔を合わせる度にお金を迫られるので、私達は母方の実家に行く事が嫌になり、次第に祖母と伯父さんを避けるようになってしまいました。


ですが、前の記事に投稿したように、私は一時期マルチ商法にドハマりしてしまい、何年も顔を合わせる事が無かった祖母と伯父さんのもとにサプリメントを勧めに向かってしまいました。

(今となっては何故そのような行動をしたのか自分でもよく理解出来ません・・・。)


当然お金の無い祖母達は高額なサプリメントを買えるはずもなく、私はサンプルを渡して、もしまた飲みたくなったら教えて欲しいと伝えて帰りました。


その後、サプリメントの副反応(?)のせいだったのか、お腹を壊した伯父さんは怒り狂い、私に電話をしてきました。


私はそんなはずはないと思っていたのできちんと説明しましたが、伯父さんの怒りは収まらず、私の職場(当時の某飲食店)にまで電話してくる始末でした。

(当時私も店長に怒られてしまいました。)  


その後、私は伯父さんのもとに向かい、きちんと謝罪したうえで和解する事が出来ました。


しかし、相変わらずお金の無心は続き、私も家族も伯父さんの家から遠退いていきました。


そしてつい最近、祖母が病気に倒れ、入院する事態になり、私達は再び伯父さんと会う事になりました。


祖母は既に96歳の為、寝たきりの生活になっていたのです。


更に衝撃の事実が発覚しました。


祖父母の貯金や年金を含めたお金は全て伯父さんが管理して使い込んでしまっていたのです。


私達は伯父さんを説得し、祖母の年金が入る口座から祖母の入院費、退院後は老人ホーム代を出せるようにしました。

(その時も伯父さんは駄々をこねるように渋ったり、時には怒鳴りつけてきましたが、病院の先生からも説得されてようやく観念しました。)


また、祖母のお金の管理は母と伯母の二人で行う事になりました。


その後、伯父さんは一度も祖母のお見舞いに来た事はありません。


長くなりましたが、家族だから、血が繋がっているからといって、このような理不尽な事は許されないと思っています。


私は父も母も、そして妻の事も大好きです。

(妹とは性格が合わないので喧嘩ばかりしてましたが一応・・・ね。)


家族だからといって何をしてもいいわけでも、何を言ってもいいわけでもありません。


ましてや家族をまるで自分の所有物のように乱暴に扱ってはいけません。


だからこそ、私は『自分以外の人間は他人である』と考えるようにしています。


他人であれば無碍に扱ってはいけないし、図々しく利用したり、迷惑をかけたりしてはいけないと考えるようになるからです。

(もちろん、逆に他人に対して何の感情も持たない人もいるとは思いますが、あくまでも私の考えです。)


その代わり、私は“絆”を大事にしていきたいと考えています。


家族だから、ではなく、大切にしたいと思う信頼関係があるから。


家族も、例え血が繋がっていなくてもお世話になった人達も含めて、これからも大事にしていきたいと思っています。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました!