私がお勧めしたいマンガの一つが、タイトルにもある本島幸久先生の『風のシルフィード』(単行本全23巻)です。
皆さんは競馬についてどのような印象をお持ちですか?
ただのギャンブル、馬に乗ってレースで一番を競うスポーツ、はたまた馬に向かって鞭を振るうとかある意味動物虐待なのでは・・・?といった様々な印象があると思います。
最近では人気の俳優さん達(ちなみに私は松坂桃李さんが好き)がCMに出てたり、『ウマ娘』なんてアイドルゲームが出たりしていますよね。
私は当時小学生だった時に父親の影響で競馬に興味を持ち、父親が集めていたマンガの『風のシルフィード』を見て更に競馬が好きになりました。
本作は少し古めのマンガですが、ホースマン(騎手や調教師など競馬に関わる人達)の人間ドラマであり、人と馬の関わりについて深く考えさせられる物語です。
主人公の森川駿は森川牧場という経営難に苦しむ牧場に生まれ育ち、そこで後の相棒となる愛馬シルフィードの誕生に立ち合います。
(ネタバレになりますが、主人公もシルフィードも生まれと同時に母を失ってしまいます・・・。)
彼らは様々な問題に立ち向かいながら成長し、森川駿は騎手に、シルフィードは競走馬となり、お互いを最高のパートナーとして友情を深め、ライバル達との競争を繰り広げていきます。
競馬を取り巻く厳しい環境の中、本当の愛情を持って馬を育てている人達もいれば、投資してレースの賞金で回収を目論むオーナー達、勝つ為には馬への虐待をも厭わない人間など、様々な人達が登場していきます。
時には物語で登場した馬が亡くなるシーンや過酷過ぎる騎手同士のドラマなど、涙無しでは見られないシーンもあります。
競馬って実は凄く胸が熱くなるような世界なんだと教えてくれたのが本作です。
(ちなみに実際の競走馬はナリタブライアン・ディープインパクト・オルフェーブル・コントレイル辺りが好きです。)
私はギャンブルに関しては全く興味が無いのですが、競馬界への投資の意味でも僅かばかりのお金を出そうかいつも迷っています。
(結局今まで1円も賭けた事がありません。)
もし競馬に興味がある方は『風のシルフィード』をぜひ読んでみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!