マラソンのその後… | †アスミータの独白† 毒吐く…

マラソンのその後…

リタイアしたランナーの代わりに歩き出した私は、どんどん追い越していくランナー達の背中を眺めながら、道端で倒れたランナーを見つけてはまた走れるようになるまで寄り添って助けてあげていた。


初めの助けて上げられなかった反省を踏まえて、彼を助けられなかった分まで頑張ろうとしていた。




でも、元気になったランナーはまた走り出さなくてはいけない。


みんなあっと言う間に先へ消えていった。


それが私の役割だと思っていたけれど、少しだけでも共に歩いた人と別れるのは辛かった。


でも引き留める事は出来なかった。







だけどね…とうとう見つけたんだ。


足を激しく痛めてもう走ることが出来なくなってしまったランナーを…それでもジリジリと前へ進もうとしているランナーを。




この人とならずっと歩いて行けるのではないか…


元気になって私を置いてけぼりにして走っていくことはない…


私の寂しい思いを無くしてくれるのではないかと。







寂しさから逃げたかった…

道連れが欲しかった…




まさかそんな都合の良い相手がいるなんて想像すらしていなかったけれどね。




















そして今、更に予想外な出逢いに直面している。








それは自分の走りを止めてまでも倒れたランナーを助けようとした心優しきランナー…

そのせいで自分の走り方を忘れてしまったランナー…





私には二人のランナーに同時に肩を貸せるだけの体力は無い。


でもこんな優しいランナーを放ってもおけない。







「頑張れ!」って声…


ここからでも届くかな…