その手が私の手を掴もうとした時、
父が大声で「こら!何をしているんだ!」と叫んで、その奥さんに飛びかかりました。

そこにいた男性達も私から離そうと必死でした。

あの時、捕まり押し倒されていたら、殺されていたか?殺されないにしてもかなりの傷を負っていたと思います。
何せ相手は人間の形をした獣なんですから。

やっと奥さんを落ち着いかせ、お布団に横にならせていました。

奥さんには父が付いているということで、私達も横になることにしましたが、
皆眠れなかったようです。

当時2歳の長女を連れて行っていたんですが、この子が敏感な子で一晩中高熱が出たり下がったりして、叔母がお祓いみたいな事をしてくれました。

キツネとおぼしき霊は奥さんの体にずっと入っている訳ではなく、出て行く時があって、出て行った時は普通の奥さんなんですが、入って来たら明らかに様子が変わるんです。

一睡も出来ないまま朝を迎え、朝食後に父から「近くに海があるから散歩に行っといで」と言われたので、娘とお散歩に行きました。

時間を潰し叔母の家に戻ったら、奥さんは着て来た洋服に着替えていて、
ご主人に背中を抱えられて、
ライターで畳に火をつけようとしていました。

叔母さんとか、従姉妹が色々話していました。

奥さんに取り付いているキツネの正体がわかりました。

ご主人の母親だったのです。
奥さんは長男の嫁だったようです。

お姑さんが言われるには「お水が欲しい。喉が渇いて苦しい。お水を毎日供えてくれ!」との事でした。

多分奥さんは全く信仰心がなかったのでしょうね。
お姑さんが亡くなられた後、お仏壇とかほったらかしにしていたようです。

奥さんは必ずお水を供えると約束して、来られた時のように四つん這いではなく、ちゃんと自分の脚👣で立って
ご主人と帰って行かれました。


私はこの体験を通して「霊界はあるんだ!」と確信しました。


それからは不思議な体験をする事が多くなりました。


以上で締めたいと思います。

文才がない為誤字脱字があった事、
お許し下さい。

お付き合い頂きありがとうございました。

残暑厳しい折柄お身体ご自愛下さいませね。