答えが返ってきた。
「海女のリャンさん」DVD・・・感想文を書きたいと思う人だけ書いて欲しいと頼み、
書いてきた学生はたった2人。
37人中たった2人・・・約5%の反応。
それでも、この2人が何かを考え、行動してくれると心からそう思う。
「この映画を見て、まず、リャンさんはほんとに強い人だなと思った。朝鮮学校の先生を無給でしている夫の分まで自分がしんどい海女の仕事して、家族を支えて家族を養って…ってのを続けられるのは本当にすごいと思うし、海女の仕事も実際の映像を見てほんとに大変そうだった。・・・(中略)次に感じたのは、国と国の勝手な争いや制度とかのせいでひとつの家族がバラバラになっているのが今だに現実にあることに改めて驚いたし、人事のようだが、やっぱりかわいそうだと思った。好きな時に好きな人に会うこともできずに、リャンさん側からも年に1回しか会いに行けないし、北朝鮮と韓国の兄弟は会うことも許されないなんて本当に理不尽だと思う。リャンさんが朝鮮に行って、お別れの時に本当に別れを惜しむ気持ち、もう二度と会えずに死んでしまうかも知れないという気持ちが伝わってきた。・・・(中略)最後に、先生がこんな家族がいっぱいあったし、今もいるんだと涙ながらに言ってたのが、本当に考えないといけない問題なんだと感じたし、まだまだ知らないことが本当にたくさんあると思った。そして、知っていかないとだめだなと思った」
「私は初めにDVDを見ると言われて、韓国のドラマか映画を見るのだと思っていました。でも、今回のDVDは娯楽ではなく、社会的な内容で、しかも私たちが忘れかけているような内容でした。とても重くて、決して面白い内容ではありませんでしたが、今回のこのようなDVDを見れてよかったです。私は今まで歴史の授業などで北朝鮮や韓国と日本の関係を学び、日本が昔やったことが嫌でたまりませんでした。本当にひどいことばかりで、学ぶのも嫌なくらいでした。でも今、中国や北朝鮮が日本に対してとても反日感情を持っていること等がTV番組で報道されたりすると、それらの人が一部であるとわかりつつも、中国人等が苦手に思えました。昔、確かに日本が悪いことをしたけれど、今もそのように日本を嫌がっていては、将来関係が良くならないと思ったからです。でも、このハングルの授業を受けて、先生が朝鮮人なのに、こんなに明るくて、私たち日本人に優しくて・・・私は思いが変わりました。今回のDVDの話にも出てくるように、在日朝鮮人は日本と朝鮮の歴史にかき回されてしまって、今でも苦しい思いをしていることを初めて知りました。私達は教科書や黒板を見るだけの授業ではなくて、もっと文化に触れ、生の意見・話を聞くべきだと思いました。これから大学生になり、学部の関係上、こういう内容の勉強が多くなるだろうと思います。その時は、今回見たDVDの内容を忘れずに勉強したいです」
彼女たちには強制も誘惑もしなかった。ので、本心で書いてくれたと信じている。
そして、日本の未来も明るい・・・と信じている。