和紙にプリントされた写真(写真:産経新聞)
京都市伏見区の元印章業、鈎(まがり)信康さん(70)が、京都や関西一円の寺社など風光明媚な観光名所をデジタルカメラで撮影した写真を和紙に印刷した「和紙写真」の作成を進めている。
通常の写真プリントと異なり、和紙独特のやわらかさが表現された趣深い作品に仕上がり、今後、製品化や展覧会の開催も検討しているという。
鈎さんは2年ほど前まで経営する伏見区のゴム印製造工場で、武将の源義経や米国大統領のリンカーンらをかたどった「偉人スタンプ」を制作。
和紙に150人の偉人スタンプを押した掛け軸も販売し人気を集めた。
和紙を使うようになり、ごわごわとした和紙の質感に着目。
「写真を印刷すれば、絵画のような描写を生み出すのではないか」と考え、昨年から和紙写真づくりを始めた。
今では専門店で和紙を調達するほどの没頭ぶりという。
作り方は通常の写真プリントと同じ要領。鮮明さや彩度は写真紙に劣るが、鈎さんは「わびさびの世界観は和紙ならではのよさがある」と話す。
和紙にも手すき紙や障子紙、色つきの紙などさまざまな種類があり、写真のイメージに合った和紙の選択がポイント。和紙によって色合いやインクの染み方が微妙に違うのが特徴で、中には時間による退色でより趣深い作品になる場合もあるという。
妻の節子さん(64)と出かけた際に撮りためた紅葉の色づく永観堂(左京区)や雪の三千院(同区)など、四季折々の京都の風景や近畿近郊の観光名所の写真をもとに400枚作成した。
鈎さんは「写真の巧拙に関係なく、誰でも簡単に雰囲気のある作品をつくれるのが和紙写真の魅力です」と話している。
和紙写真かぁ
京都の素晴らしい風景と、日本の伝統的な和紙のコラボ
日本らしくていいですね