■ヘンゾ・グレイシー選手がホーレス・グレイシー選手に苦言

ヘンゾ選手がUFC108でのホーレス選手のパフォーマンスに苦言を呈しています。

Fighters Only Magazineによると、

“It was embarrassing. I can tell you he wasn't in that bad of shape. Fact is the nerves drained him of his energy. His stand up and ground work looked bad, nothing at all like he was doing in training leading up to the fight and as it was if he couldn't hear what I was telling him,” Renzo commented.

ヘンゾ選手は、ホーレス選手のUFC108の試合で恥ずかしい思いをしたと言っています。極度の緊張がホーレス選手から普段の動きを奪ってしまい、セコンドだったヘンゾ選手の声もほとんど聞こえていなかったと分析しています。

UFC108において、決して強かったとは言えないベルトラン選手に、ホーレス選手がスタミナが切れるような形でTKO負けしたのは記憶に新しいところです。ヘンゾ選手にしてみれば、目を覆いたくなるような光景だったと思います。グレイシー一族のブランドを上げるどころか、下げてしまったホーレス選手。ヘンゾ選手は“ホーレス選手が場慣れすれば大丈夫。”と言っているようですが、実際のところはどうでしょうか。

最近MMA界において、若干存在感に陰りの見えるグレイシー一族ですが、グレイシー一族の復権を担うファイターは一族から出てくるのでしょうか。その第一候補として目されていたホジャー・グレイシー選手は今何をしているのでしょうか。。!?



■アリスター選手の次戦は!?


アリスター選手の次戦のMMAでの試合を期待していたファンには、少し残念な噂です。

MMA CONVERTによると、アリスター選手は4月24日にサラエボで行われる、GLORY12という大会にて、無名のササ・ミラノビッチという選手と対戦するという噂があるようです。

この噂が事実であるならば、4月に開催が予定されているストライクフォースへのアリスター選手の参戦は現実的に難しくなります。無名のササ・ミラノビッチ選手が強くないということは決して断言できませんが、ファンの期待を煽るようなアリスター選手のMMAでのマッチメークはしばらく先になりそうです。
先日ご紹介したミルコ選手のインタビューに引き続き、第二弾です。前回と同じくFighters Only Magazineに掲載されていました。

前回のインタビューでは主に練習環境の変化についてコメントをしていましたが、今回はUFC110に向けて、対戦相手のロズウェル選手についてもコメントしています。下記、インタビューをまとめたものです。


■UFC110での目標は?

・心の底から自身のファイターとしての正当な評価を取り戻したいと思っています。


■対戦相手のベン・ロズウェル選手について

・彼は非常にタフなファイターだと思います。
・UFCに来るまで知りませんでした。彼の試合を初めて観たのはアルロフスキー選手との試合です。
・彼は最近2連敗していますが、その事実は次の対戦には関係はありません。
・グラウンドにおいて危険なファイターだと思います。グラウンドにならないように気をつけます。
・グラウンドでの関節技ではなく、パウンドを警戒しています。
・キックが得意な選手ではないと思います。
・ボクシングには優れていると思います。
・攻撃のリズムの取れているファイターではないと思います。


■ロズウェル選手との相性について

・多分、良いと思います。
・ジョシュ・バーネット選手のように10回やれば10回とも勝てるような相性の良いファイターもいれば、相性が悪く勝てない相手もいます。
・ロズウェル選手に関しては自分にとって相性の良いファイターのような気がします。



ここ最近の試合では毎回正念場と言われているミルコ選手ですが、今度のUFC110こそ正真正銘の正念場になる気がします。ここで負けてしまうと確実に“引退”の2文字がほのめかされることになるでしょう。

前回のドス・サントス選手との試合を見ると完全に圧力負けしていたので、身長でも体重でも上回るロズウェル選手を相手に若干の不安は過りますが、ここは何とかミルコ選手に踏ん張ってもらいたいところです。


ミルコ選手は、インタビューでは概ね的を射た返答をしていますが、ジョシュ選手に対するコメントにのみ疑問符がつきます。今ジョシュ選手と試合をしても、あっさり負けてしまう可能性が大きいと思います。
ヘンゾ・グレイシー選手のライト級転向を示唆する話がFighters Only Magazineに掲載されていたので紹介します。

本件に関しては、ヘンゾ・グレイシー選手の元で練習しているヒカルド・アルメイダ選手が示唆したようです。

アルメイダ選手自身も主戦場としていたミドル級からウェルター級へ階級を落とす予定で、自分より骨格の小さいヘンゾ選手も体重を大きく落としているので、ライト級で戦うのではないかと言っています。

また、アルメイダ選手はヘンゾ選手がライト級に転向することにより、最終的にはBJペン選手と再戦したいのではないかと言っています。UFC112でフランク・エドガー選手がBJペン選手相手にどのように戦うかに関心があり、注目しているようです。

アブダビで行われるUFC112には、ヘンゾ選手も参戦し、元ウェルター級王者のマット・ヒューズ選手と試合をすることが決定しています。ヘンゾ選手はヒューズ選手の元コーチであるパット・ミレティッチ氏にIFLで一本勝ちした過去があり、ヒューズ選手はヘンゾ選手の叔父にあたるホイス選手にUFC60でTKO勝ちを収めています。若干の因縁があるかもしれません。

まだヘンゾ選手のライト級転向は確定した訳ではないのですが、ヘンゾ選手のライト級への転向は吉と出るのか凶と出るのか。そもそもライト級転向前でも、軽い階級のBJペン選手に敗れているので、ライト級に落としてもBJペン選手に勝利するのは難しいと思いますが。。