昨日行われたUFC116のメインイベントにて大盛り上がりを見せた、レスナー選手VSカーウィン選手。
周知の通りレスナー選手が1Rの大ピンチを凌ぎきり、2Rで肩固めによる逆転勝利をものにしました。
このレスナー選手VSカーウィン選手は元々注目度の高いカードでしたが、更に注目を集めることに寄与したのは、おそらく前週のストライクフォースでのヒョードル選手の敗戦だと思います。
ヒョードル選手に黒星がついた今、ヘビー級最強のファイターがいるところはUFCに他ならないというような風潮すら一部で見られました。
それに関して今回のレスナー選手VSカーウィン選手の試合を受けて、2つに意見が割れています。
やはり今はUFCのヘビー級が最強。ヒョードル選手はレスナー選手や他のUFCヘビー級のトップランカーには歯が立たない、という意見。そして、ヒョードル選手やアリスター選手であれば、レスナー選手など簡単に倒せてしまう、という意見です。
こればかしは、実際にやってみなければ分からないのですが、今回のレスナー選手VSカーウィン選手を見る限りは、私は後者の方の意見を支持してしまいます。
試合自体は盛り上がりはしたものの、レベルの高い技術の攻防はなく、内容は大味なものでした。1Rでカーウィン選手のパンチにダウン気味に倒れたレスナー選手の様子は、一流の打撃のディフェンス技術を習得しているとは言いがたいものでした。また、2Rにレスナー選手にテイクダウンを取られた後に、あっさりと首固めを極められたカーウィン選手は、全くといってよい程寝技に対応出来ていませんでした。
確かにレスナー選手、カーウィン選手共にパワーに関してはすざましいものがあると思います。そのパワーの部分ではヒョードル選手も同じヘビー級とはいえ、レスナー選手やカーウィン選手には全く歯が立たないでしょう。
レスナー選手やカーウィン選手達は、もはや100キロちょっとのヒョードル選手と同階級の選手とは見なせないかもしれません。一応UFCでも120キロ超えのスーパーヘビー級というヘビー級の上の階級があるようですが、115キロ辺りにヘビー級の制限を落としても良いのではと思う程、レスナー選手やカーウィン選手の体は巨大です。
ただ例えばアリスター選手でしたらどうでしょう。打たれ弱いという弱点はあるものの、パワーではレスナー選手にも引けを取らないものを持っていると思います。腰も強いので、容易にテイクダウンは出来ないでしょう。K-1でもそこそこ通用する打撃スキルと、アブダビコンバットでも好成績を残せるグラップリングのスキルを持つアリスター選手にレスナー選手は勝てないような気もします。
時にパワーが技術を凌駕することはありますが、昨日の試合を見る限り、レスナー選手やカーウィン選手がヒョードル選手に勝てるとはまだ思えないのです。
ヒョードル選手とレスナー選手のどちらが強いかの論争は、格闘技ファンの間ではしばしば行われることです。ただ、ヒョードル選手がヘビー級であるにも関わらずP4Pに名を連ねるのに対し、レスナー選手はヘビー級最強とは一部で言われるものの、P4Pには決して名を連ねることがないのは、あくまでパワー頼みだというところに由来しているのかもしれません。
UFC代表のダナ・ホワイト氏は、レスナー選手VSカーウィン選手のタイトルマッチが行われたUFC116をUFC史上最高の大会だったとコメントしています。ダナ氏の求める観衆からの盛況は得られたものの、この試合をみてUFCがMMAヘビー級の最高峰だと思った格闘技ファンが何人いたかは疑問符が付くところです。
周知の通りレスナー選手が1Rの大ピンチを凌ぎきり、2Rで肩固めによる逆転勝利をものにしました。
このレスナー選手VSカーウィン選手は元々注目度の高いカードでしたが、更に注目を集めることに寄与したのは、おそらく前週のストライクフォースでのヒョードル選手の敗戦だと思います。
ヒョードル選手に黒星がついた今、ヘビー級最強のファイターがいるところはUFCに他ならないというような風潮すら一部で見られました。
それに関して今回のレスナー選手VSカーウィン選手の試合を受けて、2つに意見が割れています。
やはり今はUFCのヘビー級が最強。ヒョードル選手はレスナー選手や他のUFCヘビー級のトップランカーには歯が立たない、という意見。そして、ヒョードル選手やアリスター選手であれば、レスナー選手など簡単に倒せてしまう、という意見です。
こればかしは、実際にやってみなければ分からないのですが、今回のレスナー選手VSカーウィン選手を見る限りは、私は後者の方の意見を支持してしまいます。
試合自体は盛り上がりはしたものの、レベルの高い技術の攻防はなく、内容は大味なものでした。1Rでカーウィン選手のパンチにダウン気味に倒れたレスナー選手の様子は、一流の打撃のディフェンス技術を習得しているとは言いがたいものでした。また、2Rにレスナー選手にテイクダウンを取られた後に、あっさりと首固めを極められたカーウィン選手は、全くといってよい程寝技に対応出来ていませんでした。
確かにレスナー選手、カーウィン選手共にパワーに関してはすざましいものがあると思います。そのパワーの部分ではヒョードル選手も同じヘビー級とはいえ、レスナー選手やカーウィン選手には全く歯が立たないでしょう。
レスナー選手やカーウィン選手達は、もはや100キロちょっとのヒョードル選手と同階級の選手とは見なせないかもしれません。一応UFCでも120キロ超えのスーパーヘビー級というヘビー級の上の階級があるようですが、115キロ辺りにヘビー級の制限を落としても良いのではと思う程、レスナー選手やカーウィン選手の体は巨大です。
ただ例えばアリスター選手でしたらどうでしょう。打たれ弱いという弱点はあるものの、パワーではレスナー選手にも引けを取らないものを持っていると思います。腰も強いので、容易にテイクダウンは出来ないでしょう。K-1でもそこそこ通用する打撃スキルと、アブダビコンバットでも好成績を残せるグラップリングのスキルを持つアリスター選手にレスナー選手は勝てないような気もします。
時にパワーが技術を凌駕することはありますが、昨日の試合を見る限り、レスナー選手やカーウィン選手がヒョードル選手に勝てるとはまだ思えないのです。
ヒョードル選手とレスナー選手のどちらが強いかの論争は、格闘技ファンの間ではしばしば行われることです。ただ、ヒョードル選手がヘビー級であるにも関わらずP4Pに名を連ねるのに対し、レスナー選手はヘビー級最強とは一部で言われるものの、P4Pには決して名を連ねることがないのは、あくまでパワー頼みだというところに由来しているのかもしれません。
UFC代表のダナ・ホワイト氏は、レスナー選手VSカーウィン選手のタイトルマッチが行われたUFC116をUFC史上最高の大会だったとコメントしています。ダナ氏の求める観衆からの盛況は得られたものの、この試合をみてUFCがMMAヘビー級の最高峰だと思った格闘技ファンが何人いたかは疑問符が付くところです。