ご存知の方も多いと思いますが、2005年のPRIDEミドル級GPでのヒカルド・アローナ選手との試合での敗戦後、桜庭和志選手はブラジルのシュートボクセ・アカデミーへと出稽古に出向きました。

当時、桜庭選手の最大のライバルとも称されていたヴァンダレイ・シウバ選手が所属するシュートポクセへと桜庭選手が修行へ出向いたニュースは、話題を呼びました。

その桜庭選手のシュートボクセアカデミー出稽古の裏話がGracieMagに掲載されていたので、その一部を紹介します。


・ニューススタンドで購入したDVDは。。!!!

桜庭選手とその通訳で同行していたタカハシ氏は、クリチバのニューススタンドで非常に美しい女性がカバーの18禁のポルノDVDを発見したようです。両者はそのDVDを購入、さっそく鑑賞したそうです。しかし、二人はそのDVDの内容を見て愕然としたようです。両者はそのDVDのカバーに、“彼女は男性です。”と記載されているのに気づかなかったようです。桜庭選手は、他の人にもいたずらしようと、まずはトレーニングパートナーにそのDVDを貸したようです。そして、その時点で日本で待つ髙田延彦氏にも同じいたずらを仕掛けようと計画していたようです。


・呪いのキャップ?

2005年のミドル級GPファイナルラウンドで、ヴァンダレイ・シウバ選手が桜庭選手からプレゼントされた阪神タイガースのキャップをかぶって入場したのは有名な話ですが、結局シウバ選手は負けてしまいました。それについてシュートボクセのメンバーが桜庭選手に「呪いのキャップだったのでは?」と突っ込んだようです。すると桜庭選手は「いやいや、シュートボクセにとって幸運のキャップだよ。だって結局グランプリは同じシュートボクセのショーグンが優勝したのだから。」と返答したようです。


・ベストファイトとワーストファイト

桜庭選手は「ベストファイトとワーストファイトは?」という質問には全てお茶を濁したようです。グレイシー一族との試合についても多くは語ることは無かったようです。桜庭選手が唯一答えたことは、自身のリタイヤについてだったようです。「戦うことを辞めようとは思ったことはありません。私は戦い続けます。」と答えたようです。


・柔術でも黒帯クラスの実力

桜庭選手の寝技の実力はシュートボクセでも認められていたようです。コーチのクリスチャーノ・マルセロ氏は、桜庭選手は柔術でも黒帯クラスと考えていたようです。


・ふんどし姿でプールのジムに。。

ダニエル・アカーシオ選手は桜庭選手とクリチバのジムのプールに行った際に、桜庭選手の姿に非常に驚いたようです。桜庭選手はふんどしのような水着で現れたようです。ジムのスタッフがアカーシオ選手に、桜庭選手を着替えさせるよう説得して欲しいと頼まれたようですが、桜庭選手は聞く耳を持たなかったそうです。



桜庭選手は今でもシュートボクセ会長のフジマール氏と時々電話をする程の間柄のようです。すっかっりシュートボクセに馴染んだ桜庭選手に取って、シュートボクセは日本以外での拠り所になったのかもしれませんね。