■ヒーリング、“ダナはフェラーリを6台所有している”

Fighters Only Magazineでヒース・ヒーリング選手がUFC、そしてダナ・ホワイト氏に苦言を呈しています。

UFC87でのレスナー選手との対戦以来、UFCで姿を見せなくなったヒーリング選手ですが、現在は俳優業に精を出しているようです。UFCでの試合のみでは生活が出来ない状況のようです。インタビューでヒーリング選手は下記のように語っています。

“UFCはクートゥア、ミア、レスナーのように前面に押し出したい選手のことしか気にかけなません。問題は、気にかけられなかった選手達です。彼らに気にかけられなければ、ほとんど何も与えられません。”

“私は自身のためにもお金を稼がなくてはなりませんし、家族も養わなければなりません。しかし、UFCにいるとそれらが不可能になります。UFCがもう少しだけお金を払ってくれれば、私も戦うことが出来ます。ただ今は俳優業の方が稼げるので、それで成り上がろうとしています。”

“UFCは選手達の地と汗と涙で成り立っています。それなのに、健康保険など何もありません。試合に向けた練習で怪我をすれば、見捨てられてしまいます。これは馬鹿げています。ダナ・ホワイトは6台もフェラーリを所有しています。一つで良いから私にくれと言いたいです。”

ヒーリング選手はUFCとまだ契約が残っているようですが、今後UFCのリングに上がることはあるのでしょうか。


ヒーリング選手が指摘している、UFCでは人気選手ばかり優遇されて、その他の選手が冷遇されているというのは、格闘技興行やその他のスポーツ興行では一見普通のことのようにも見えます。ただ、ヒーリング選手がここまで声を荒げて主張するということは、よほどUFCの人気選手とそれ以外の選手への待遇の差が極端ということでしょうか。PRIDEを経験しているヒーリング選手が主張しているので、そういうことなのかもしれません。アメリカン・ドリームの裏には、過酷な生活を強いられている選手が何人もいるのかもしれません。



■アローナがヒョードルの次戦についてコメント

ブラジルの格闘技サイト、TATAMEにてヒカルド・アローナ選手がヒョードル選手VSヴェウドゥム選手についてコメントをしています。

アローナ選手はコメントの中で、ヒョードル選手への対策として、素早く動き回ることだと言っています。ヒョードル選手の視界に一秒でも捉えられてしまったら、打撃をもらってしまい、逃れるのは難しくなるとのことです。アローナ選手は、スピードと柔術がヒョードル選手攻略の鍵になるとして、コメントを締めくくっています。


アローナ選手が指摘するように、ヒョードル選手より素早く動ければ、ヒョードル選手と戦う上で非常に有効に働くと思います。ただし、ヒョードル選手の武器の一つはヘビー級の中ではずば抜けているそのスピードでもあり、それを凌ぐスピードで動けるヘビー級ファイターは見当たらないというのが現状だと思います。