アメリカのビジネス誌、BusinessWeekで、“Power100 2010”という特集が組まれました。

最も影響力のあるアスリート100人を選んだものです。欧州で活躍するサッカー選手が入っていないことから、アメリカのスポーツ界で活躍するアスリートという前提だと思います。選定基準は、スポンサーがつくかなども含めたアスリート個人の経済効果のようです。

この"Power100 2010"でMMA界からは2名が選出されました。ヒョードル選手とレスナー選手です。このことは海外のいくつかの格闘技サイトでも紹介されています。MMA MANIAによると、ヒョードル選手がレスナー選手より上位にランク出来たのは、スニッカーズのCMに出演していたことが大きいようです。

格闘家での最上位はフィリピンの英雄マニー・パッキャオ選手の73位。その次がヒョードル選手の82位で、92位のフロイド・メイウェザー選手よりも上位につけていました。レスナー選手は97位。1位はプロゴルファーのタイガー・ウッズ選手でした。

このようにメジャースポーツ選手達の中に混ざって、MMA選手が選ばれるようになったのは非常に大きなことかもしれません。やはり他のスポーツに比べ体も酷使しますし、選手寿命のリスクも伴う競技なので、更にMMA選手が稼げるようになり夢のある競技となることを願います。また、そのように大きな金が動くようになると、引退後の選手達の道も用意されるようになり、より多くのファイター達が競技に打ち込めるようになるのかもしれません。