先月オランダのアムステルダムで行われたキックボクシングイベント“It’s Showtime”でバダ・ハリ選手が難攻不落のシュルト選手をKOしたのは記憶に新しいところですが、シュルト選手は立ち技ルールで今まで2度のKO負けを喫しています。

一つは先月のIt's Showtimeでのバダ・ハリ選手との試合、そしてもう一つは2004年に行われた同イベントでのアレクセイ・イグナショフ選手との試合です。

シュルト選手をKOしたことのあるバダ・ハリ選手とイグナショフ選手は、ご存知の方もいると思いますが、2003年にこれもまた同イベントにて試合をしています。





キャリアの差からなのか、試合はイグナショフ選手がKO勝ちを収めていますが、何よりこの試合ではバダ・ハリ選手の当時の細さに驚かされます。元々は細い選手という印象のあるバダ・ハリ選手ですが、今の姿を知っていると余計にこの映像では細く見えてしまいます。当時と比較すると今は20Kg以上重いのではないでしょうか。増量しすぎると本来のスピードや持ち味を失い、裏目に出てしまう選手も多くいますが、バダ・ハリ選手の場合は元々身長が2m近くあるのと、時間をかけて体重を増やしていったことが増量を成功へ導いたのだと思います。

バダ・ハリ選手は以前K-1ヘビー級の王者になりました。2階級制覇をかけて、K-1スーパーヘビー級王者シュルト選手との2度目の試合が日本で組まれれば盛り上がることになると思います。