1月4日(日)にさいたまスーパーアリーナにて行われた、戦極の乱2009を観戦してきました。
大会開催の前に、初の試みとしてオープニングファイトが行われたようです。
<オープニングファイト1 ライトヘビー級級 5分2R>
○入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
(2R4分21秒 TKO※マウントパンチ)
●加藤 実(フリー)
<オープニングファイト2 ライト級 5分2R>
○マキシモ・ブランコ(戦極育成選手)
(1R0分38秒 TKO※踏みつけ)
●井上誠午(和術慧舟會GODS)
実は16:00ちょっと過ぎに会場に着いたのですが、試合が行われたような気配は全く感じられず、オープニングファイトが行われたことすら知りませんでした。。勝利した2名の選手が涙するなど、気持ちの篭った試合だったようなので、見逃してしまったことが悔やまれます。
<第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●デイブ・ハーマン(F1 Fight Team)
(2R2分22秒 TKO※スタンドパンチ)
○チェ・ムベ(チーム・タックル)
総合格闘技13戦無敗のハーマン選手と、PRIDEの頃から日本で試合をしている意味では馴染みのある韓国人ファイターのムベ選手が対戦しました。13戦無敗という看板を引っ提げて戦極に初参戦したハーマン選手に対し、戦極~第三陣~にてペジパーノ選手に良いところなく一本負けしてしまったムベ選手ということで、戦前の予想ではハーマン選手を押す声が多かったと思います。1R序盤は下馬評通り、ハーマン選手がパンチと前蹴りでムベ選手を圧倒し、あわやKOかという場面もありました。しかし、ムベ選手が驚異的な打たれ強さを見せ、ハーマン選手の猛攻を凌ぐと、ハーマン選手にも打ち疲れが見られるようになり、徐々にムベ選手がペースを握りはじめました。2Rになると、ハーマン選手は1Rでかなり疲労したしまったようで足元が覚束なくなります。ムベ選手はそれを見越したのか、スタンドでパンチのラッシュを仕掛け、見事逆転KO勝ちを収めました。ムベ選手の打たれ強さと勝利に対する執念が逆転勝ちを呼び込み、ハーマン選手に総合格闘技で初の黒星をつけました。
<第2試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R>
○光岡映二(和術慧舟會RJW)
(1R4分22分 腕十字固め)
●セルゲイ・ゴリアエフ(MMA BUSHIDO)
戦極~第六陣~にて北岡選手に一本負けしてしまい、ライト級TOP戦線への返り咲きを狙う光岡選手と、同大会で大方の予想を覆し五味選手に勝利し、勢いに乗りたいゴリアエフ選手との対戦でした。寝技の光岡選手か、打撃のゴリアエフ選手かと言う図式の試合でした。試合はしばらく互いにスタンドでの様子見が続きましたが、光岡選手がタックルにいくとあっさりテイクダウンに成功しました。テイクダウン後、ゴリアエフ選手の長い手足が邪魔して、やや良いポジションを取りずらそうにしていた光岡選手ですが、最後は腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを収めました。ゴリアエフ選手は当初から懸念されていた通り、グラウンドでのスキルに穴があるようで、テイクダウンされてからは何も出来ませんでした。光岡選手が手堅く勝利を収めました。
<第3試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●中尾“KISS”芳広
(1R1分42秒 TKO)
○アントニオ・シウバ
中尾選手VSアントニオ選手は、両者共に良い動きを見せていましたが、1R序盤で中尾選手が左膝を負傷してしまいました。アクシデントによって、アントニオ・シウバ選手の勝利が宣告されました。
<第4試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R>
○キング・モー
(1R3分54秒 TKO)
●内藤征弥(和術慧舟會A-3)
戦極のライトヘビー級では中々見合う対戦相手が見つからないモー選手と、モー選手を倒して大金星を狙いたい内藤選手との対戦でした。パンチでプレッシャーを掛けるモー選手に対して、内藤選手はローキックで応戦します。しばらくそのような展開が続きましたが、モー選手が一瞬の隙を見逃さず内藤選手に右ストレートを叩き込みました。効いてしまった内藤選手は後ずさり、モー選手はすかさずパンチのラッシュをたたみ掛けTKO勝ちを収めました。結局モー選手が一発のパンチで試合を決めてしまい、パワーの差が顕著に表れました。内藤選手には、もう少しチャレンジャーとしての姿勢を見せて欲しかったと思いました。アブダビコンバットに出場するなど寝技のスキルのある選手だと思うので、レスリング五輪米国代表候補だったモー選手が相手では難しかったかもしれませんが、もう少しテイクダウンを仕掛けるなど積極的な動きを観せて欲しかったところです。
<第5試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●吉田秀彦(吉田道場)
(3R判定 2-1)
○菊田早苗(GRABAKA)
この両者の試合は膠着した試合になってしまうのではないかという懸念がありました。しかし、その予想とは裏腹に両者の気持ちが剥き出しになった熱い試合となりました。スタンドで足を止めて打ち合うシーンも見られ、GRABAKAを背負った菊田選手の意地と、吉田道場を背負った吉田選手の意地を感じる試合でした。結果はグラウンドの展開で優勢だった菊田選手に軍配が挙がりました。勝利した菊田選手も、負けてしまった吉田選手も、観る者の心に響く試合を見せてくれたと思います。
大会開催の前に、初の試みとしてオープニングファイトが行われたようです。
<オープニングファイト1 ライトヘビー級級 5分2R>
○入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
(2R4分21秒 TKO※マウントパンチ)
●加藤 実(フリー)
<オープニングファイト2 ライト級 5分2R>
○マキシモ・ブランコ(戦極育成選手)
(1R0分38秒 TKO※踏みつけ)
●井上誠午(和術慧舟會GODS)
実は16:00ちょっと過ぎに会場に着いたのですが、試合が行われたような気配は全く感じられず、オープニングファイトが行われたことすら知りませんでした。。勝利した2名の選手が涙するなど、気持ちの篭った試合だったようなので、見逃してしまったことが悔やまれます。
<第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●デイブ・ハーマン(F1 Fight Team)
(2R2分22秒 TKO※スタンドパンチ)
○チェ・ムベ(チーム・タックル)
総合格闘技13戦無敗のハーマン選手と、PRIDEの頃から日本で試合をしている意味では馴染みのある韓国人ファイターのムベ選手が対戦しました。13戦無敗という看板を引っ提げて戦極に初参戦したハーマン選手に対し、戦極~第三陣~にてペジパーノ選手に良いところなく一本負けしてしまったムベ選手ということで、戦前の予想ではハーマン選手を押す声が多かったと思います。1R序盤は下馬評通り、ハーマン選手がパンチと前蹴りでムベ選手を圧倒し、あわやKOかという場面もありました。しかし、ムベ選手が驚異的な打たれ強さを見せ、ハーマン選手の猛攻を凌ぐと、ハーマン選手にも打ち疲れが見られるようになり、徐々にムベ選手がペースを握りはじめました。2Rになると、ハーマン選手は1Rでかなり疲労したしまったようで足元が覚束なくなります。ムベ選手はそれを見越したのか、スタンドでパンチのラッシュを仕掛け、見事逆転KO勝ちを収めました。ムベ選手の打たれ強さと勝利に対する執念が逆転勝ちを呼び込み、ハーマン選手に総合格闘技で初の黒星をつけました。
<第2試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R>
○光岡映二(和術慧舟會RJW)
(1R4分22分 腕十字固め)
●セルゲイ・ゴリアエフ(MMA BUSHIDO)
戦極~第六陣~にて北岡選手に一本負けしてしまい、ライト級TOP戦線への返り咲きを狙う光岡選手と、同大会で大方の予想を覆し五味選手に勝利し、勢いに乗りたいゴリアエフ選手との対戦でした。寝技の光岡選手か、打撃のゴリアエフ選手かと言う図式の試合でした。試合はしばらく互いにスタンドでの様子見が続きましたが、光岡選手がタックルにいくとあっさりテイクダウンに成功しました。テイクダウン後、ゴリアエフ選手の長い手足が邪魔して、やや良いポジションを取りずらそうにしていた光岡選手ですが、最後は腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを収めました。ゴリアエフ選手は当初から懸念されていた通り、グラウンドでのスキルに穴があるようで、テイクダウンされてからは何も出来ませんでした。光岡選手が手堅く勝利を収めました。
<第3試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●中尾“KISS”芳広
(1R1分42秒 TKO)
○アントニオ・シウバ
中尾選手VSアントニオ選手は、両者共に良い動きを見せていましたが、1R序盤で中尾選手が左膝を負傷してしまいました。アクシデントによって、アントニオ・シウバ選手の勝利が宣告されました。
<第4試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R>
○キング・モー
(1R3分54秒 TKO)
●内藤征弥(和術慧舟會A-3)
戦極のライトヘビー級では中々見合う対戦相手が見つからないモー選手と、モー選手を倒して大金星を狙いたい内藤選手との対戦でした。パンチでプレッシャーを掛けるモー選手に対して、内藤選手はローキックで応戦します。しばらくそのような展開が続きましたが、モー選手が一瞬の隙を見逃さず内藤選手に右ストレートを叩き込みました。効いてしまった内藤選手は後ずさり、モー選手はすかさずパンチのラッシュをたたみ掛けTKO勝ちを収めました。結局モー選手が一発のパンチで試合を決めてしまい、パワーの差が顕著に表れました。内藤選手には、もう少しチャレンジャーとしての姿勢を見せて欲しかったと思いました。アブダビコンバットに出場するなど寝技のスキルのある選手だと思うので、レスリング五輪米国代表候補だったモー選手が相手では難しかったかもしれませんが、もう少しテイクダウンを仕掛けるなど積極的な動きを観せて欲しかったところです。
<第5試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R>
●吉田秀彦(吉田道場)
(3R判定 2-1)
○菊田早苗(GRABAKA)
この両者の試合は膠着した試合になってしまうのではないかという懸念がありました。しかし、その予想とは裏腹に両者の気持ちが剥き出しになった熱い試合となりました。スタンドで足を止めて打ち合うシーンも見られ、GRABAKAを背負った菊田選手の意地と、吉田道場を背負った吉田選手の意地を感じる試合でした。結果はグラウンドの展開で優勢だった菊田選手に軍配が挙がりました。勝利した菊田選手も、負けてしまった吉田選手も、観る者の心に響く試合を見せてくれたと思います。