ジョージア州アトランタで行われたUFC88が先ほど終了しました。

UFC88では気になっていた試合が3試合ありました。

一番気になっていたヘンダーソン選手VSホジマール選手。ホジマール選手に期待していたのですが、残念ながら負けてしまったようです。ホジマール選手はテイクダウンを狙うものの、ヘンダーソン選手に尽く防がれてしまいました。足関節に狙いを定めていたようですが、それも読まれてしまいヘンダーソン選手に判定負けを喫しました。ヘンダーソン選手がキャリアの差と意地を見せつけた結果となりました。ヘンダーソン選手のように、身体能力が高くテイクダウンされにくい相手を、どのようにグラウンドに持ち込めるのかがホジマール選手の今後の課題となりそうです。ホジマール選手はまだ若く、“ノゲイラを超える”と言われている選手なので、これからの飛躍に期待したいです。

長南選手VSカリネイロ選手は、長南選手が辛くも2-1のスプリットで判定勝ちを収めました。長南選手にしてみれば、UFCでの進退が掛かっていた試合でした。何より勝利することが最優先だったので、結果として勝てたのは大きいと思います。

メインイベントで行われた、リデル選手VSエヴァンス選手は衝撃のKO決着を迎えました。




1Rはリデル選手がペースを掴みかけていたのですが、エヴァンス選手は一発を狙い続けていたのかもしれません。

これで益々UFCのライトヘビー級戦線が混沌としてきました。リデル選手はこの試合に勝てば、グリフィン選手とのタイトルマッチが組まれ、再度王座に返り咲くチャンスを与えられるという話もありました。しかし、この敗戦により王座への返り咲きは遠のいてしまいました。一方のエヴァンズ選手は、この勝利で無敗記録を更に伸ばす結果となりました。一気にライトヘビー級のTOP戦線に名乗りを上げたといってよいでしょう。11月にはシウバ選手VSランペイジ選手も組まれます。このUFCの混沌としたライトヘビー級から誰が一歩抜け出すのかが非常に興味深いです。