【ヴァレンタイン・オーフレイム選手VS高橋和生選手】
試合開始前に両者が向き合いましたが、当初から懸念されていた通り、両者の体格差は歴然としていました。何よりオーフレイム選手の筋肉の盛り上がりには物凄いものがあります。相手が体だけの総合格闘技経験の無い選手であれば良いのですが、オーフレイム選手との体格差は高橋選手にとってはあまりにも酷に感じました。試合は、開始早々高橋選手がテイクダウンに成功し、勝ちに拘る姿勢を見せました。しかし、スタンドに戻されてしまい、タックルにいったところに膝蹴りを合わせられKO負けを喫してしまいました。高橋選手はKO負けが続いています。高橋選手には、もう少しイージーな相手と対戦させた方が良いのではないかと感じました。また、オーフレイム選手は勝利後にリング上で客席に向かって頭を下げ、マイクコメントでも謙虚な礼儀正しさを感じさせる一面を見せました。
【ピーター・グラハム選手VSモイス・リスボン選手】
第一試合の高橋選手VSオーフレイム選手に続き、この試合も体格差が非常に目に付いた試合でした。しかし、リスボン選手は体格差を諸共せずに、変則的な打撃をグラハム選手に当てていきます。体格差からかリスボン選手は中々テイクダウン出来ないものの、リング上をうまく動き回りグラハム選手の攻撃をかわしていました。2R早々リスボン選手のカウンターの右ストレートが、グラハム選手の顎を打ち抜き、グラハム選手がダウンを喫しました。グラウンドになるとグラハム選手は何も出来ず、リスボン選手があっさりチョークスリーパーで一本勝ちを収めました。試合終了後のマイクで、リスボン選手は日本のファンは暖かいというコメントを発し、観客の心を掴んでいました。今後活躍すれば人気選手になるかもしれません。
【パウエル・ナツラ選手VSヤン・ドンイ選手】
寝技に持ち込もうとするナツラ選手でしたが、ドンイ選手の腰が重く中々テイクダウンが出来ない状況が続きました。その後、打撃戦の展開になり、ドンイ選手の蹴りがローブローとなり試合が中断しました。このローブローが仇となったのか、ナツラ選手はテイクダウンでも打撃でも中々突破口を見出せません。2R、ナツラ選手のスタミナが切れてきているのが明らかになってきます。グラウンドで一旦ブレイクになったところ、ナツラ選手がローブローのダメージをアピールし、中々立ち上がりません。結果、試合放棄と見なされドンイ選手のTKO勝ちとなりました。この裁定については議論を醸し出していますが、個人的に裁定は妥当であったと感じています。ナツラ選手は本当にローブローのダメージがあったのか、スタミナ回復の為に時間を稼ぎたかったのは定かではありませんが、ドンイ選手のしぶとさに心が折れていた部分があったと思います。あの場面でしばらく立ち上がらなかったのは、戦意喪失と取られても仕方の無いことだと思います。試合終了後には、ナツラ選手に拍手、ドンイ選手にブーイングが浴びせられていました。ナツラ選手はPRIDEにも参戦しているので、観客も思い入れがあったのでしょう。しかし、ドンイ選手に関しては偶発的なローブローはあったものの、特にブーイングを浴びるような行為はなく、正々堂々と試合をした上での勝利でした。ドンイ選手個人に向けて発せられるブーイングには少々違和感を覚えました。
【滝本誠選手VSフランク・トリッグ選手】
滝本選手は試合を通して、回転の速い打撃であわやの場面を作るも、トリッグ選手にテイクダウンから優位なポジションをキープされてしまい、判定負けを喫しました。打撃では、滝本選手が圧倒していたといっても良いと思うのですが、トリッグ選手がキャリアの差を見せた試合だと思います。トリッグ選手はテイクダウンを利用し、老獪な戦い方で、手堅く勝利をモノにしました。試合終了後のインタビューで滝本選手は、引退を示唆する発言をしたようです。滝本選手は、昨年の大晦日にブスタマンチ選手相手に大金星を挙げるなど、ポテンシャルのある選手だと思います。この試合で引退してほしくないというのが率直な感想です。肉を切らせて骨を絶つような、滝本選手の打撃戦は魅力的です。権利はないかもしれませんが個人的には戦極のミドル級トーナメントに参戦して欲しいという想いがあります。
【五味隆典選手VSハン・スーファン選手】
五味選手がスーファン選手に右ローキックやボディブローを利かせ、あわやの場面もあったのですが、KOしきれずに五味選手の判定勝ちとなりました。五味選手のローキックがかなり利いていたようなので、もっとローキックを打てばよいと思ったのですが、2R開始早々そのローキックで五味選手は足を痛めていたようです。また、スーファン選手も3R終了のゴングと同時に倒れこんでいたので、かなりダメージはあったのだと思います。五味選手はファンが期待した通りのKO勝ちを見せることは出来ませんでしたが、KO負けはしないという意地を見せた、スーファン選手の精神力を褒めるべきかもしれません。
試合開始前に両者が向き合いましたが、当初から懸念されていた通り、両者の体格差は歴然としていました。何よりオーフレイム選手の筋肉の盛り上がりには物凄いものがあります。相手が体だけの総合格闘技経験の無い選手であれば良いのですが、オーフレイム選手との体格差は高橋選手にとってはあまりにも酷に感じました。試合は、開始早々高橋選手がテイクダウンに成功し、勝ちに拘る姿勢を見せました。しかし、スタンドに戻されてしまい、タックルにいったところに膝蹴りを合わせられKO負けを喫してしまいました。高橋選手はKO負けが続いています。高橋選手には、もう少しイージーな相手と対戦させた方が良いのではないかと感じました。また、オーフレイム選手は勝利後にリング上で客席に向かって頭を下げ、マイクコメントでも謙虚な礼儀正しさを感じさせる一面を見せました。
【ピーター・グラハム選手VSモイス・リスボン選手】
第一試合の高橋選手VSオーフレイム選手に続き、この試合も体格差が非常に目に付いた試合でした。しかし、リスボン選手は体格差を諸共せずに、変則的な打撃をグラハム選手に当てていきます。体格差からかリスボン選手は中々テイクダウン出来ないものの、リング上をうまく動き回りグラハム選手の攻撃をかわしていました。2R早々リスボン選手のカウンターの右ストレートが、グラハム選手の顎を打ち抜き、グラハム選手がダウンを喫しました。グラウンドになるとグラハム選手は何も出来ず、リスボン選手があっさりチョークスリーパーで一本勝ちを収めました。試合終了後のマイクで、リスボン選手は日本のファンは暖かいというコメントを発し、観客の心を掴んでいました。今後活躍すれば人気選手になるかもしれません。
【パウエル・ナツラ選手VSヤン・ドンイ選手】
寝技に持ち込もうとするナツラ選手でしたが、ドンイ選手の腰が重く中々テイクダウンが出来ない状況が続きました。その後、打撃戦の展開になり、ドンイ選手の蹴りがローブローとなり試合が中断しました。このローブローが仇となったのか、ナツラ選手はテイクダウンでも打撃でも中々突破口を見出せません。2R、ナツラ選手のスタミナが切れてきているのが明らかになってきます。グラウンドで一旦ブレイクになったところ、ナツラ選手がローブローのダメージをアピールし、中々立ち上がりません。結果、試合放棄と見なされドンイ選手のTKO勝ちとなりました。この裁定については議論を醸し出していますが、個人的に裁定は妥当であったと感じています。ナツラ選手は本当にローブローのダメージがあったのか、スタミナ回復の為に時間を稼ぎたかったのは定かではありませんが、ドンイ選手のしぶとさに心が折れていた部分があったと思います。あの場面でしばらく立ち上がらなかったのは、戦意喪失と取られても仕方の無いことだと思います。試合終了後には、ナツラ選手に拍手、ドンイ選手にブーイングが浴びせられていました。ナツラ選手はPRIDEにも参戦しているので、観客も思い入れがあったのでしょう。しかし、ドンイ選手に関しては偶発的なローブローはあったものの、特にブーイングを浴びるような行為はなく、正々堂々と試合をした上での勝利でした。ドンイ選手個人に向けて発せられるブーイングには少々違和感を覚えました。
【滝本誠選手VSフランク・トリッグ選手】
滝本選手は試合を通して、回転の速い打撃であわやの場面を作るも、トリッグ選手にテイクダウンから優位なポジションをキープされてしまい、判定負けを喫しました。打撃では、滝本選手が圧倒していたといっても良いと思うのですが、トリッグ選手がキャリアの差を見せた試合だと思います。トリッグ選手はテイクダウンを利用し、老獪な戦い方で、手堅く勝利をモノにしました。試合終了後のインタビューで滝本選手は、引退を示唆する発言をしたようです。滝本選手は、昨年の大晦日にブスタマンチ選手相手に大金星を挙げるなど、ポテンシャルのある選手だと思います。この試合で引退してほしくないというのが率直な感想です。肉を切らせて骨を絶つような、滝本選手の打撃戦は魅力的です。権利はないかもしれませんが個人的には戦極のミドル級トーナメントに参戦して欲しいという想いがあります。
【五味隆典選手VSハン・スーファン選手】
五味選手がスーファン選手に右ローキックやボディブローを利かせ、あわやの場面もあったのですが、KOしきれずに五味選手の判定勝ちとなりました。五味選手のローキックがかなり利いていたようなので、もっとローキックを打てばよいと思ったのですが、2R開始早々そのローキックで五味選手は足を痛めていたようです。また、スーファン選手も3R終了のゴングと同時に倒れこんでいたので、かなりダメージはあったのだと思います。五味選手はファンが期待した通りのKO勝ちを見せることは出来ませんでしたが、KO負けはしないという意地を見せた、スーファン選手の精神力を褒めるべきかもしれません。
