海外の格闘技サイトFIVE ONCES OF PAINSThe Fight Network にて早くも、大晦日にヒョードル選手VS石井選手の試合が組まれるのではないかとの噂の記事が掲載されています。

Yahoo! SPORTS USAの記者が書いた記事からの抜粋のようです。

日本の格闘技ファンからすれば、長い目で見た際に実現の可能性はあるにせよ、今度の大晦日で実現することはないだろうというのが率直な感想だと思います。

おそらく石井選手が金メダル取得後のインタビューで、ヒクソン・グレイシー選手やヒョードル選手の名前を出したことがきっかけだと思われます。また、帰国後のインタビューにおいても、ロシアに武者修行に行き、ヒョードル選手と手合わせしたいと石井選手は発言しているので、それが大袈裟に取られてしまったようです。

また、記事には下記のような記述もありました。

~日本人は見世物的なMMAの試合を好むので、大晦日にヒョードル選手と石井選手の試合が組まれる可能性はあると思います。ヒョードル選手の対戦相手はまだ決定していないものの、伝説的柔道家か力士になるとされています。石井選手はその条件に当てはまっているといえます。ゴールドメダリストの石井選手と、ヒョードル選手の試合は大きなお金を産み出すことになるでしょう~

ヒョードル選手の対戦相手が、“伝説的柔道家か力士”と噂されたのは、石井選手が金メダルを取得する前の話なので、この記事内容はYahoo! Sportsの記者の思い込みが強く反映されている部分があると思います。しかし、この記者をはじめとして、日本の格闘技ファンが見世物的な試合を好むと思われているのは、やはり腑が落ちません。今まで大晦日にタレントを出場させたり、ヒョードル選手に関してもズール選手やホンマン選手との試合を組んでいたので、そのように取られているのでしょう。日本の格闘技ファンが望んでいるのではなく、格闘技興行の放送収入として、一般層に訴求効果のあるカードを組んだ結果ということを理解して欲しいところです。一般層の訴求効果という部分では、アメリカも似たような手法を取ることもあるはずです。

いずれにしても、このヒョードル選手VS石井選手の記事は、若干早とちりしすぎではないかという印象を受けました。