ヴェウドゥム、ノゲイラとUFCヘビー級タイトル戦の可能性

海外格闘技サイトTATAME にファブリシオ・ヴェウドゥム選手のインタビューが掲載されていました。

インタビューには、ヴェウドゥム選手がUFCと新たに5試合の契約を結んだこと。そして、現UFCヘビー級王者のノゲイラ選手とのタイトル戦の可能性について、言及されていました。

ヴェウドゥム選手は次の試合が旧契約の最終試合になりますが、それが10月25日に行われるUFC９０での試合になることは確定しているようです。対戦相手に関してはまだ決定していないようですが、シガノ選手と試合をすることが濃厚なようです。

もしUFC９０で勝利を挙げることが出来れば、新たな5試合の契約の1試合目にタイトルマッチが組まれるようです。是非そのタイトルマッチで、PRIDEで敗北を喫したノゲイラ選手にリベンジを果たしたいと語っています。ノゲイラ選手も、フランク・ミア選手との試合が組まれることが決定していて、それに勝利することが条件となってきますが、ヴェウドゥム選手は何としてでもノゲイラ選手に勝利してもらい、ノゲイラ選手とのタイトルマッチを実現させたいようです。

もし、ノゲイラ選手とUFCヘビー級のベルトを掛けた試合が実現するのであれば、3月になると思うと語っています。

ヴェウドゥム選手は、UFCでアルロフスキー選手に敗北を喫しましたが、その後、ゴンザガ選手やベラ選手からKO勝ちを収め、着実に実績を積み上げてきています。現在のUFCにおけるヘビー級の選手層をみると、確かにノゲイラ選手のタイトルを狙えそうなのは、ヴェウドゥム選手くらいでしょうか。

UFCは、ヒョードル選手の獲得に失敗し、シルビア選手やアルロフスキー選手もアフリクションに参戦してしまい、クートゥア選手も離脱することが濃厚な中、ヘビー級の中心ファイターとしてヴェウドゥム選手に期待する部分は大きいと思います。

ヴェウドゥム選手は、現在シュートボクセアカデミーに所属しています。UFCに参戦する傍ら、シュートボクセから離脱する選手が多いのですが、新たにシュートボクセに入るのは珍しいケースです。しかし、それが功を奏しているようです。シュートボクセ仕込の打撃や、首相撲からの膝蹴りで、タンドで優位に試合を進め、得意の寝技に持ち込んで勝利しているケースが目立ちます。

PRIDEでのノゲイラ選手との試合では、打撃で完全に主導権を取られてしまいました。シュートボクセで打撃の技術を身につけたヴェウドゥム選手が、ノゲイラ選手との再戦がUFCで実現したときに、どのようなパフォーマンスを見せるのかが非常に興味深いです。