昨日台北で行われたK-1アジアGPでは、見事ルスラン・カラエフ選手が優勝しました。パンチのスピードやコンビネーションに関しては、ブランクはありつつも、やはりK-1随一の選手という印象を受けました。
ルスラン選手は以前よりグッドシェイプで、筋肉が盛り上がっているように見えました。初戦の富平選手戦を観たところ、スタミナが途中で切れていたので、筋肉が増えてしまった影響かと思いました。しかし、ルスラン選手が優勝した結果を考慮すると、富平選手が根性を見せルスラン選手のスタミナを消耗したことを評価出来る試合だと思います。また、富平選手の根性に気持ちが折れることが無く、ブランク明けでスタミナも消耗した中で、心が折れずに3RでしっかりKOしたルスラン選手の気持ちの強さも見事だと思います。
準決勝で対戦したヨンヒョン選手との試合は持ち味が発揮された試合でした。ヨンヒョン選手は全くルスラン選手のパンチに対応出来ていませんでした。実力差が顕著に出た試合でした。
決勝で対戦したピチュクノフ選手にも見事KO勝ちを収め優勝を決めました。最後は打ち合いの中、右アッパーからの左フックでピチュクノフ選手をKOしました。打ち合いになるとパンチの回転力で勝るカラエフ選手の方が1枚も2枚も上手だったようです。
ピチュクノフ選手に関しては、初戦でなんとかノブ選手を判定で退けました。準決勝ではリザーバーのアンダーソン選手に1RKO勝ちを収めましたが、体格差が目で見て分かるほど明らかでした。ピチュクノフ選手はトーナメントを通じて空手家の悪い癖が出てしまっていたと思います。相手との距離が空手の試合の距離になってしまっていました。空手の試合のように近い距離で打ち合いすぎてしまうので、消耗戦になりがちです。近い距離と遠い距離を試合の中でもっと使い分けられれば、ピチュクノフ選手の後ろ回し蹴り等がもっと活きて来ると思います。今後ピチュクノフ選手が上に行くには、距離感をうまく使い分けるようになることが鍵になって来そうです。
また、K-1トライアウト2期生の上原誠選手が衝撃のデビューを飾りました。怪我のため、準決勝には出場できなかったのですが、初戦では体格に勝る相手に見事飛び込んでの左フックでKO勝ちを収めました。上原選手は非常に身体能力の高い選手だという印象を受けました。身長・リーチに勝る相手に対して、遠くの距離から飛び込んでパンチを当てる姿は、K-1参戦時の山本KID選手を彷彿させるものがありました。まだキャリアも2年ということなので、今後が非常に楽しみな選手です。ただ体重が80Kg台後半なので、K-1のヘビー級戦線に参戦するには少し軽すぎる体重だと思います。K-1にヘビー級の1階級下のライトヘビー級が新設されれば活躍出来る選手だと思います。
もし、K-1にライトヘビー級が新設されれば、先日のジャパンGPで決勝まで勝ち進んだ前田慶次郎選手にとっても適正体重の階級となると思います。90Kg前後の階級にも、オランダのタイロン・スポーン選手を始め、世界に実力のある選手が犇いているので、この階級を新設すれば、発展の可能性のある階級となるかもしれません。

ルスラン選手は以前よりグッドシェイプで、筋肉が盛り上がっているように見えました。初戦の富平選手戦を観たところ、スタミナが途中で切れていたので、筋肉が増えてしまった影響かと思いました。しかし、ルスラン選手が優勝した結果を考慮すると、富平選手が根性を見せルスラン選手のスタミナを消耗したことを評価出来る試合だと思います。また、富平選手の根性に気持ちが折れることが無く、ブランク明けでスタミナも消耗した中で、心が折れずに3RでしっかりKOしたルスラン選手の気持ちの強さも見事だと思います。
準決勝で対戦したヨンヒョン選手との試合は持ち味が発揮された試合でした。ヨンヒョン選手は全くルスラン選手のパンチに対応出来ていませんでした。実力差が顕著に出た試合でした。
決勝で対戦したピチュクノフ選手にも見事KO勝ちを収め優勝を決めました。最後は打ち合いの中、右アッパーからの左フックでピチュクノフ選手をKOしました。打ち合いになるとパンチの回転力で勝るカラエフ選手の方が1枚も2枚も上手だったようです。
ピチュクノフ選手に関しては、初戦でなんとかノブ選手を判定で退けました。準決勝ではリザーバーのアンダーソン選手に1RKO勝ちを収めましたが、体格差が目で見て分かるほど明らかでした。ピチュクノフ選手はトーナメントを通じて空手家の悪い癖が出てしまっていたと思います。相手との距離が空手の試合の距離になってしまっていました。空手の試合のように近い距離で打ち合いすぎてしまうので、消耗戦になりがちです。近い距離と遠い距離を試合の中でもっと使い分けられれば、ピチュクノフ選手の後ろ回し蹴り等がもっと活きて来ると思います。今後ピチュクノフ選手が上に行くには、距離感をうまく使い分けるようになることが鍵になって来そうです。
また、K-1トライアウト2期生の上原誠選手が衝撃のデビューを飾りました。怪我のため、準決勝には出場できなかったのですが、初戦では体格に勝る相手に見事飛び込んでの左フックでKO勝ちを収めました。上原選手は非常に身体能力の高い選手だという印象を受けました。身長・リーチに勝る相手に対して、遠くの距離から飛び込んでパンチを当てる姿は、K-1参戦時の山本KID選手を彷彿させるものがありました。まだキャリアも2年ということなので、今後が非常に楽しみな選手です。ただ体重が80Kg台後半なので、K-1のヘビー級戦線に参戦するには少し軽すぎる体重だと思います。K-1にヘビー級の1階級下のライトヘビー級が新設されれば活躍出来る選手だと思います。
もし、K-1にライトヘビー級が新設されれば、先日のジャパンGPで決勝まで勝ち進んだ前田慶次郎選手にとっても適正体重の階級となると思います。90Kg前後の階級にも、オランダのタイロン・スポーン選手を始め、世界に実力のある選手が犇いているので、この階級を新設すれば、発展の可能性のある階級となるかもしれません。