DREAM4で青木真也選手と対戦する永田克彦選手。
DREAMのオフィシャルサイトにて、その公開練習風景とインタビューが掲載されていました。
青木真也選手との対戦に至るまで、永田選手は不遇な扱いを受けたり色々な紆余曲折がありました。そのようなしがらみが逆に永田選手を細かいことを気にせずに試合に集中する方向へ向かわせたのかもしれません。インタビューの内容を見ると、吹っ切れていて、コンディションは良さそうでした。
ただし、気になる点が2点ありました。
まず一つ目は、新日本プロレスのジュニア戦士、ミラノコレクションA.T.を仮想青木として練習していることです。青木真也選手レベルの寝技スキルを持つ選手などほぼいないので、仕方の無いことかもしれませんが、本当にミラノコレクションA.T選手で仮想青木が成り立っているのかが気になるところです。(この点については、自身もミラノコレクションA.T選手のことについて詳しくは知らないので、何とも言えない部分があります。)
また、よく永田克彦選手の兄のコメントで「オリンピックで銀メダルを取ってるぐらいなんで」というコメントが毎回目立ちますが、今回も同様の発言がありました。オリンピックでメダルを取ることは確かに快挙です。しかし他の種目に関しても、オリンピックでの実績が総合格闘技での実力に結びつくわけではないというのは実証されています。
青木真也選手との試合ですが、下馬評では圧倒的に永田選手が不利とされています。自身も同様に感じています。総合格闘技での実力・実績に加え、相性を考えても青木選手の有利は動かないでしょう。
永田選手の銀メダリストととしての身体能力はもちろん武器ですが、元銀メダリストとしてではなく、総合格闘家の永田克彦として試合に臨んだほうが良い試合が出来るのではないかと感じています。