一つのイベントを盛り上げるためには、話題性が必要です。

格闘技においても同様で、時にコンセプトとずれてしまっても話題性のための人物を参戦させることがあります。


俳優の金子賢さんが、PRIDEやDynamite!に参戦することで、物議を醸し出したのは記憶に新しいところです。

金子賢さんは、HERO’Sでも所選手と試合をしました。そのときの所選手の心境はどうであったのでしょうか?所選手にしてみれば、勝って当たり前、負ければ大恥ということで、あまりメリットの無い試合でした。所選手の心境としては、楽な試合というよりも、やりにくさの方が先行したのではないでしょうか。



UFC87にブロック・レスナー選手が参戦します。UFC2回目の登場ですね。当初予定されていた、マーク・コールマン選手ではなくヒース・ヒーリング選手との対決が決定しています。

レスナー選手はプロレスラーなので格闘技未経験ではありませんが、総合格闘技のキャリアではヒーリング選手の方が圧倒的に上です。

ヒーリング選手は、かつでPRIDEヘビー級の強豪の一角を担っていた選手で、ノゲイラ選手と初代ヘビー級タイトルを掛けて戦ったこともある選手です。


ヒーリング選手の心境はどうなのでしょうか?金子賢さんと所選手ほどではないにしろ、ヒーリング選手にしてみれば、勝って当たり前、負ければただのレスナー選手の引き立て役ということなり、あまりメリットの無い試合です。変なプレッシャーも掛かっているかもしれません。


ヒーリング選手は、変にプレッシャーを感じずに普通に試合をすれば、あっさり勝てると思います。ヒーリング選手は元々サンボ出身の選手です。試合開始直後から、レスナー選手は圧力を掛けてくることが予想されますが、徐々にスタミナ切れを起こすことが予想されます。最初の圧力にさえ耐えられれば、あっさり関節技で一本勝ちするのではないでしょうか。