DREAM3@さいたまスーパーアリーナ、戦前の予想通り、注目されていた2試合が激しく熱い試合となりました。
セミメイン:エディ・アルバレス選手VSヨアキム・ハンセン選手
開始早々、アルバレス選手のパンチがクリーン・ヒットし、ヨアキム・ハンセン選手がピンチを迎えました。
しかし、ハンセン選手もすぐに持ち直し、激しい攻防が繰り返されます。
1Rはしばらくアルバレス選手のペースでしたが、1R後半から徐々にハンセン選手が持ち直します。
2Rは、関節技狙いに切り替えたハンセン選手の攻撃が功を奏し、スタミナの徐々に切れてきたアルバレス選手を追い込みます。しかし、アルバレス選手も持ち応え、試合終了。
試合は僅差の判定でアルバレス選手の勝利。本当に僅差だったと思います。
熱く、激しく、素晴らしい試合を観せてくれた両選手に会場からの拍手は鳴り止みませんでした。
アルバレス選手の言っていた通り、まさに二人とも勝者というのに相応しい試合でした。
ここ最近の格闘技の試合の中で、ベスト・バウトと言っても良いのではないでしょうか。
素晴らしい両選手の試合に、胸が熱くなりました。
メイン:宇野薫選手VS石田光洋選手
両選手とも負けたくない、負けられない、という気持が全面に出た試合でした。
結果は、宇野薫選手のチョークスリーパーによる一本勝ち。
試合後の川尻選手の宇野選手への対戦要求により、新たなストーリーが生まれました。
主催者としては、うれしい展開ではないでしょうか。
この2試合に関して、私はヨアキム・ハンセン選手と石田選手の勝利を予想しており、結果2試合とも予想を外してしまいました。
アルバレス選手が予想よりも更に強かったこと、結果論ですが、石田選手は気持が入りすぎて、若干熱くなりすぎていた印象を受けました。
しかし、ヨアキム・ハンセン選手に関しては僅差の判定で負けてしまったものの、期待以上のパフォーマンスを見せてくれた上に、感動も与えてくれました。むしろ、この試合で彼のファンになってしまいました。言葉では多くを語らず、試合で全てを体現する彼の姿に、格闘家としての真髄を見たような気がします。
