呉・1万歩の行軍記録
1. 道端の「映え」と「沈黙」
歩き始めてすぐ、道端の花に癒やされます。「あぁ、呉の春は美しいな」なんて感傷に浸っていると、突如現れる巨大な鉄の塊――モニュメント。 呉のモニュメントは、油断していると「スクリュー」だったり「市の名前」だったりするので気が抜けません。花を愛でる乙女心と、重厚長大な工業萌えが脳内で激しく衝突し、感情の整理が追いつきません。
2. 「れんがどおり」の誘惑
赤レンガが敷き詰められたオシャレなアーケード、れんがどおり。 ここは不思議な場所です。一歩足を踏み入れると、どこからともなく「フライケーキ」の甘い香りが漂い、1万歩を目指すストイックな自分を誘惑してきます。「歩いて消費するカロリー」と「今から摂取するカロリー」の熾烈な情報戦。 結局、レンガの数より自分の煩悩の数の方が多いことに気づかされるのです。
3. 呉冷麺という名の「聖水」
そして、ついに辿り着いた冷麺屋。 呉の冷麺は、一般的な冷麺とは一線を画す「平打ち麺」と「甘酸っぱいスープ」が特徴。1万歩歩いた体には、あのスープはもはや飲み物ではなく、乾いた細胞に染み渡る「聖水」です。 辛子酢をドバドバ入れて、むせ返りながら麺をすする。これぞ呉の歩き方の正解と言えるでしょう。
【結論】
1万歩も歩けば、さぞや体が引き締まっただろうと期待して帰宅しました。
しかし、鏡を見て気づくのです。 「綺麗な花を見て、重厚なモニュメントで感性を磨き、1万歩も歩いたはずなのに、私の記憶の8割が『冷麺のタレの味』で占められている」という事実に。
結局、私の1万歩は、「冷麺をより美味しく食べるための壮大な前座」に過ぎなかったのでした。
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