厨房で逢いましょう
EDEN
2006年 独=スイス
http://chubo.jp/ #



よく言われているけど
食欲・性欲・睡眠欲は人間の三大欲でありまして、
それぞれは密接につながりあっています。
食欲のないときは性欲も睡眠欲もないし、その逆もまたしかり。
格別においしいものを食べると
体の内側からコォォォォォオ(エドはるみ風に)と湧きあがり
恍惚にひたるという人も多いのでは。
よしながふみ(
http://yoshinagafc.web.infoseek.co.jp/index.html )の作品、
特に『西洋骨董洋菓子店』には
そんな恍惚にひたる登場人物が多く登場します。
しかも「なんかやらしい光景に見える」(詳しくは忘れた)とまで言われているし。
そう。細胞が活性化されてうるおうんですよ。



んで、この「厨房で逢いましょう」に登場する主婦エデンも、
うるおっちゃうんです。
私生活では満たされないことだらけ(セックスレスだし)。
でも天才シェフ・グレゴアの料理を食べて一人の動物としての人間を取り戻し、
野生に目覚めたかのようにさらにガツガツ食べちゃう。
食欲がうっとりするほど満たされたため
密接につながり合っている性欲も目覚める。
だって彼の料理は人呼んで“エロチック・キュイジーヌ”だもの。



ああ、グレゴアの料理ちょー喰いてー。


どの料理を見てもよだれが出そう。
本編中では、良識ある人ですらマナーもぶっ飛んで皿舐めまわしているもん。



で、このグレゴア、恋をします。
相手はエデン。
でもエデンは油断しきっていて、グレゴアの苦しい胸中をまったく解しません。


ここ、アスランと同じだと思いました。
自分に自信がないから、相手がまさか自分に恋をするとは思わないんだよね。
さらに彼女は人妻だし子供もいるしそういう部分が相手に枷つけるだろと思っているかも。
自分に自信がない一方、周囲の人に傲慢なお願いばっかり言っちゃうんだよ。
相手の本当の気持ちを察することなく
自分の身に起こった良かったこと(旦那のことだったりする)をベラベラしゃべって
グレゴアをますます傷つけて。


きっと、エデンも動物うらないではこじかだ。


報われない気持ちを料理に昇華させさらに料理が美味しくなるなんて、
グレゴア偉すぎるよ・・・。



あのラストの後、どうなったんだろな・・・。
さすがに「えっ?!」ってびっくりしたけど。。

チャーリーとチョコレート工場
CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
2005年製作 米
http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/chocolatefactory/



昨日ちょっと堅苦しかったんで、
今日はゆるめに。



ご存じ「チャーリーとチョコレート工場」。
少なくとも3回は劇場で観ています。
(※アスランは気に入るとお金の許す限り何回も見ます。)
だって、あの音楽とサイケな色彩とイカした造形は
でっかいスクリーンで味わいたいじゃない。
ティムティムとダニー・エルフマンは神だ…。


同じ原作で「夢のチョコレート工場」(71)というものがありましたが、
「チャーリーとチョコレート工場」を見た後では
至極まじめに見える。というか説教臭が。
というのも、「チャーリーとチョコレート工場」の方では
ウォンカさんとウンパルンパがはっちゃけすぎているからね。
とことん悪ふざけ。
因果応報の度を超えているくらい。
ビバ悪意。


あまりにもジャイケル・マクソンに似ているため、
ウォンカさんはチャーリーをネバーランドに囲い込もうと
しているように見えちゃいます。
ラストの見方はひとそれぞれですが、
穿った私の眼には
チャーリーを拉致することに失敗したため
家族ごと拉致したように見えます。
だってウォンカさんの父ちゃん出てきたけど
和解してそれっきりなんだもん。
ビバ悪意。



「いちばん好きな映画は?」と聞かれたら他のものを答えるけど、
「いちばん楽しい映画は?」と聞かれたら
もちろんこの作品を推します。
(ちなみに2位は「魔笛」かなぁ。)




ああ、お願い。
ネズミーランドのイッツ・ア・スモールワールドを
ハロウィンのときだけでいいから
チャリチョコ仕様にして…。
配給会社やら諸々違うけどさ。
入口の時計はウォンカさんのウェルカム・ソングにして、
チョコレートの河を流して
ウンパルンパが歌うたったり
ヴァイオレットがぼよんぼよんしたり
牛をホイップ(!)したり。
面白いよー絶対。



ネスレでゴールデン・チケットのキャンペーンしていましたね。
ほしかったなぁ。
チョコレート、悪意を感じるくらい甘ったるくてどろっとしてて
美味しゅうございました。


チャリチョコのグッズも素敵で、
アスランはブリーフとキャミソールをGet。
ウォンカさんのサングラスがもっとしっかりした作りだったらほしかった。

もっといっぱい出してー。
これのフィギュアやらジオラマが喉から手が出るほどほしいっす。
飾る場所があれば。



そういや今アメリカで一番稼いでいる俳優は
ジョニー・デップなんですって。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でがっぽりいったのか。
もともとアンチ正統派(やる役柄がエキセントリックなものが多い)だったのが
メインストリームになっちゃったんですねぇ。

おいしいコーヒーの真実
BLACK GOLD
2006年製作 英=仏

http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/top.php


コーヒーなんざ、所詮ブルジョワの飲み物でして。
中国では経済成長し富裕層が増え、
その富裕層は茶よりもコーヒーを好むのだそうな。
だからベトナムでは需要が増え金になるからと
コショウ農家がコーヒー農家に転換するところも多いみたいです。


コーヒー豆の産出国として
コロンビア、ケニア、ベトナム、エチオピア等々が挙げられますが、
大体が発展途上国と言われている国。
“フェアトレード・コーヒー”と銘打つものがあるということは、
コーヒー豆は一般的にはフェアトレードされていないっちゅーことです。
嫌な言い方をすれば、搾取の温床ですかね。


未見ではありますが、
そんな一面にスポットを当てたのが
「おいしいコーヒーの真実」。



身近にあるものをいったん見つめなおしてみると、
人間の傲慢さが隠れていることがありますね。