ガーナ株、チョコより妙味? 世界一の活況、電子化なら取引拡大
ガーナ株式市場の上昇が続いている。海底油田の発見や、商品価格の上昇、道路やその他事業への政府支出などにより市場は年初来、64%上昇し世界で最高の活況となっている。
ガーナの株式市場はナイジェリアなどの近隣国に追随する形で発展してきた。ナイジェリアのラゴスにある証券取引所には9月時点で219の企業が上場しており、時価総額は10兆ナイラ(約7兆8900億円)。ガーナのアクラにある証券取引所の上場企業は34社だが、時価総額は181億セディ(約1兆5300億円)となっている。
ガーナの証券取引所のホームページによると、ナイジェリアなどとは異なり、電子取引が行われておらず、もっぱらトレーダーがホワイトボードに気配値を書き込んでやり取りをしている。それも、取引所の所長によれば、今年末までには変わる予定だ。
所長によれば、“電子化”は「すぐにでも」認可を受けられる状態。電子化後の取引は、2009年半ばまでに20%増加する見込みという。
電子化への投資家の期待は大きい。既にガーナに進出している、ロシアの金融コングロマリット、ルネサンス・グループなどの投資会社は、電子化で売買高が増加するならガーナ株の保有量を増やすとしている。
ルネサンスは、サハラ以南のアフリカに拠点を構える、ガーナのエコバンクやCAL銀行、ニュー・ワールド・インベストメント(ルネサンスが5月に49%の株式を取得)などの銀行や企業に投資している。
ガーナ証券取引所では主に、炭鉱や石油、酒造、金融サービスなどの外資系子会社の株式が取引されている。ファースト・アトランティック・ブローカーズのトレーダー、ジェラルド・ヘーガン・アグリー氏によれば、時価総額上位10社で取引の約60%を占めるという。
ガーナの代表的な株価指数のオール・シェア指数の下落は過去64週間でわずか3回にとどまっている。そのうち1回は、MSCI世界指数が20%下落し、世界市場の時価総額が約6兆ドル目減りした10月6日の週。1%未満の下落だった。
指数の安定は取引の欠如の表れというのは、ロンドンで新興市場を対象としたファンドを運営しているブライアン・コリングス氏。しかし、電子取引の導入により、外国人投資家は資金を移動しやすくなり、ガーナと他国の市場の相互関係が高まると述べた。
コリングス氏は「ガーナ市場が発展し流動性が高まるにつれ、その他の新興市場はガーナ市場の予測不可能な変動に悩まされるだろう。ガーナは未開拓市場であり、主な新興市場と比べて流動性も透明性も低い。他に成長オプション(将来成長が期待される市場への参入機会)があるなら、現時点でのガーナへの投資は大きな疑問だ。投資リスクと価値をしっかりと把握するまでにかなりの時間を要する」と語った。
ガーナの証券取引所所長によると同取引所には、今後1年間に4企業が追加上場される見込み。1社目はUTファイナンシャル・サービスで、同社は9月、新規公募で2700万セディを調達する予定と発表した。ガーナの証券取引所で最も取引されている10企業に入るエコバンク・トランスナショナルはガーナ、コートジボワール、ナイジェリアで25億ドル相当の新規株を売却すると発表している。
出典:フジサンケイ ビジネスアイ
アスクルの無料カタログで簡単注文
注文して明日来るから『アスクル』。事務用品はもちろん食料品やオフィス家具、医療関係の消耗品など豊富な品揃え。
通販、インターネットショッピングの定番サービス、ご希望の方はアスクルカタログ無料配送センターにて随時受付中!