今日は、
2019年7月〜9月に投与していたウィークリーパクリタキセルの副作用対策について綴りたいと思います。
ウィークリーパクリタキセルは、その前に投与していたAC療法の薬と比べて副作用が軽いと聞いていました。
”ウィークリー”という名の如く、毎週投与します。計12回です。
以前までは、3週間に1回投与の”パクリタキセル”(計4回)が主流だったけれども、最近の結果で、
ウィークリーパクリタキセルの方が白血球の下がりが少ないという結果が出た、ということで。
最近と綴ってしまいましたが、これは2019年時点での話です。
医療の進歩はすごいので今はまた違う薬が出ているかもしれませんが、ご参考までに・・・
このパクリタキセルの副作用の代表的なものが
手や足の指先などの末端の痺れです。
この痺れを軽減させるために、投与中、
指先など末端への血流をわざと悪くする対策が有効という説があります。
そのために私がやっていたことは3つ。
①医療用手袋を2枚重ねてはめる
これがそのパッケージ
2019年7月の途中から、病院からも推進があり、売店で買えるようになりました。
(看護士さんに言うとオーダー表のようなものがもらえるので、それを売店に持っていきます)
手袋はゴム製です。イメージでいうと、手術の時に先生が手にはめている、あの手袋です。笑
サイズのぴったりしたものを2セット買い、重ねてはめます。
じゃーん
これ、かなりきついので、はめる時に苦戦しますが、何回もやっていると慣れてくるので、後半はかなりスムーズにはめることができました。(こんなことでも看護士さんはスムーズに行ったね!と褒めてくださるので、気を良くしていました。笑)
2セットで700円程だった気がします。
最初は毎回買っていましたが、後半は、まだ使えるかも?と言うもったいない精神を発揮して、2回連続で使ったりしていました。
②保冷剤で手足指先を冷やす
以前は、病院側で冷やすアイテムを用意してくださっていたそうですが
アメリカの病院で、凍傷によって指先がもげてしまった?事例が出てしまったために、使用廃止になってしまったとのこと。。。
(おいおいアメリカ人よ、そこまで我慢しないでくれよと思ってしまった)
なので、代用品として自らで100均で購入!
左上の保冷バッグはお酒のおまけ
買ったものは6点。
・保冷剤4点(かわいいデザインでテンション上げる)
⇨手、足用に2つずつ。
・ペットボトルカバー2点
⇨この中に保冷剤を入れて、足を入れて冷やす作戦(もちろん足は靴下を履きます)
これらを、毎回保冷バッグに入れて持っていきました。
保冷度合いを高めるために、パックのアクエリアスも冷やして一緒に入れて持っていきました(溶けて、飲みたかったら飲めるので一石二鳥です)
結構重たいので、毎回リュックで通院です。
これ、毎回持って行ってはいたものの、そこまで使いこむことはできませんでした。
やっぱり、指先を乗せるとすごく冷たいんです。なので、気持ち冷えてるなぁ〜くらいで。「わずかでも冷やしているから大丈夫」と、心のお守りのような感じで使っていました。
③メディキュットを履く
足指先への血流を少しでも悪くしたかったので、メディキュットも履きました。
ソックスタイプのものです。
これは、治療の席についてから履くようにしていました。
履きやすいように、毎回ロングスカートで行っていました。
で、これらの対策をした結果、どうなったかというと・・
5週目あたりから、手先にピリピリ、という痺れが出てしまいました。
腫瘍内科の担当医に
「気のせいですよね?笑」と言うと、
「気のせいですね!笑」
と合わせて返してくれるので、気のせいだと思い込みたかったのですが
やっぱり強くなってきたので
「リリカ」という痺れを感じにくくするお薬を飲み始めました。
私は薬になるべく頼りたくないと思ってしまっていたのですが、
早めに飲む方がいいみたいです。
薬を飲み、自分の身体の不調をコントロールし、上手に付き合っていく。
我慢すると、身体がその痛みを覚えてしまって、拒否反応が出てしまうみたいなので。
対策をしていなかったら、自分はどうなっていたか?分からないので比較はできませんが、
痺れという副作用は出てしまったものの、日常生活にそれほど支障をきたすものではなかったので、結果良かったのかな、と思っています。
もっと徹底的に行うこともできたかもしれませんが、自分が負担に思わない範囲で対策ができたので満足しています。
こんな緩やかさも大事かなぁと思ったりしています。