8月6日 8:15
広島に原爆が投下されて80年が経ちました。
広島育ちの私にとって
広島から離れた今でもこの8月6日は特別な日です。
一瞬にして失われたたくさんの命。
そして奇跡的に生き延びることができた命も
後遺症や偏見によってとても辛いご経験をされながら生きぬかれてきました。
広島市内の学生は8/6は毎年学校へ登校し
被爆された語り部の方々から当時の様子を直接聞いたり
原爆の映画を見るなどして平和教育を受けてきました。
また市内各地では平和を祈るイベントが
あちらこちらで開催されて、
町中祈りを捧げ、平和とは何かを考え過ごす特別な1日です。
社会人になってカルチャーセンターでウォーキングレッスンをするようになり
広島市内は勿論のこと、岡山・山口・香川・北九州・福岡など
様々な地域で隔週2回でレッスンをさせていただいていました。
3か月に1度生徒さんの募集があり
募集前にはカルチャーさんと事前のスケジュール確認があります。
広島から福山まで通っていた時の事。
たまたまレッスン開催予定日が8/6でした。
レッスン日程をカルチャーさんと決める段階で
「今回レッスン日の中に8/6がありますね。
お休みの方が多いと思うので他の日に振り替えますか?」とお伝えした時に
「8/6はご都合が悪いのですか?」と聞かれてビックリしたことがあります。
「え?原爆の日ですよね?
私の予定は大丈夫ですが、福山でもお墓参りや平和イベントなどでご予定のある人が多いのではないのですか?」と伺うと
「え?福山では普通の日ですから別に問題ないと思います」とお返事がありました。
もうそれは、広島育ちの私にとっては
本当に目が飛び出るくらい衝撃的な言葉でした。
「えっ!?同じ広島県内なのに、
100キロ位しか離れてないのにこんなに意識って違うの!?
同じ県内でこんなに原爆(平和)に無関心だったら、
日本国内でこの日、平和を意識している人って
どの位いるの!?」とビックリして
「福山では8/6は登校日じゃないんですか?」など
30年近く経った今でもいろいろ質問したのを覚えています。
えぇ!?とは思ったものの
では長崎の原爆を投下された8/9の11:02を
広島の人がどれだけ意識して過ごしているのか・・・
と思うと同じ原爆の被害にあった地域であるにも関わらず
広島では登校日でもないし、開催される平和イベントの数は比べ物にならない程減少します。
それを考えると、その地域に住んでいない人に、
被災した地域と同じ平和意識を持ってもらいたいと思うのはひょっとしてエゴなのかもしれない・・・と思うようになりました。
でも、今の平和な日本は間違いなく
当時日本のために国を守ってくれた方々や
空襲で命を落とされた方々の礎の元今という時代がある。
たくさんの失われた命の分も、
今を生きている私たちは、もっと命に感謝をして
喜びも悲しみも味わい
平和な国日本を、後世に残していく責任があると私は思うのです。
今年は戦後80年という節目の年。
今日本は大きな転換期を迎えようとしています。
この大切なタイミングに
安倍元総理大臣が出された「70年談話」を覆す
「80年談話」が石破首相によってなされないことを祈るのみです。
これ以上日本が壊れ、平和が脅かされないように
日本が日本であり続ける為に
今私にできることを精一杯取り組んでいくと共に
多くの尊い命が安らかに眠れるようにこれからも取り組んでいきます。
8月15日の終戦の日までの期間は
日本の平和と今後の日本の事を考える時間を少し取ってもらえると嬉しいです。
黙祷。


