「浅草アリス」を終えて | ※大岸明日香はブログを書いています

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劇団ドガドガプラス所属の女優・大岸明日香です。
芝居したり歌ったり踊ったり、そんな日々。

劇団ドガドガプラス「浅草アリスIN WONDERLAND」
全日程が無事に終わりました。
熱い夏だった!
皆様のたくさんのご声援、本当にありがとうございました。



いろんな面で成長させてもらえる作品でした。
稽古場、劇場通して、いままでどれだけの人を頼り甘えてやってきたのかを実感する日々。
お休みの常連陣が多い中、また途中合流組もたくさんだった中で初めて気付くことがたくさんありました。

自分の団体のこともあって忙しかっただろうに、いつも遅くまでスケジュールや稽古進行のことを考えてくれた谷口さんには頭が上がりません。
稽古後、一緒にマックで打ち合わせしている時大岸の脳みそはもはやパンクしてました。笑

共演者の皆さん、そしてスタッフ陣の理解、協力があって初めて作品をお届けできる。
当たり前のことだけど、そんなことを改めて痛感しました。

最後の片付けまで。
ほんとにありがとうです。

そしてジャンヌ。
顔合わせ前の段階で望月さんから「お前もそろそろ良い役やりたいだろ」「お前に美人の役は無理があるからちゃんと書き換えとく、安心しろ」という謎の電話がありまして。
そんなこんなで決まった役でした笑
なんて失礼な人だろう笑笑


雀怒(現世)は体育教師・駒鳥に恋する秋田のギャル(日に日にメイクが濃くなった結果清楚系からギャルになってしまった)
ジャンヌ(御伽の国)は流れ者のロビンに恋焦がれるお嬢さん。
失恋を乗り越えたと思ったら美女狩りされなくて突然ブチ切れ、革命起こしちゃうなんともヤバい女でした。笑
2幕でやっと出番!と思ったらものの数分で振られるし、、、笑

アリス、白雪、シンデレラという肉体的ヒロインズに対してジャンヌはとても精神的というか、すごく純情な子。
強気だけど、本当に好きな人には言いたいことは口にもできない。
可愛いよね😎笑

今までドガドガでは幼かったり少年的であったり、《子供と少女の間》みたいな役どころが多かった。
前回の「人形の家NTD」で突然ラブシーン的なものをやらせてもらいました。
で、今回のジャンヌは《少女と女性の間》かな。
多感で、繊細で、精神と肉体を持て余している。
私自身はそんな期間とっくに過ぎ去ってしまったけど。笑
こんな役、長くはできないんだろうなって思います。

とにかく演じている1秒1秒が楽しかったです。
ただ、稽古期間を含めた約1ヶ月半、毎日のようにフラれ続けたせいで打ち上げでS健さんに一回キレました。笑笑


おみくじ用グループショット没版。


なんでかわからないけどピーターパン風。

ロビン役のS健さん、アトス役のはっちさん共に舞台上で会話するのは初めて?
恋敵・白雪役のあやたんとも実はほぼ絡んだことなくて、「赤と黒」以来かな?
すごく新鮮な感じでした!




『first』で聞いて以来大好きだった「助けて王子様」や「秘密」、「アリスのレクイエム」といったナンバーも歌わせてもらえて。
こんなにドガドガで歌うの初めてだったけど、すっごく楽しかった!
歌もたくさん褒めてもらえて、恥ずかしいやら嬉しいやらです。
何度も何度も練習につきあってくれたクック役・めぐさん、ありがとう😊



想いはつきませんが、とりあえずこの辺で。
「浅草アリス」、そしてジャンヌという役をいろんな方に愛していただけて本当に幸せな日々でした。
2月には更に成長した姿でみんなに会えますように!

本当にありがとうございました😊


ジャンヌ・ダルク/雀怒樽区 役
大岸明日香


写真提供…伊藤勇司