※大岸明日香はブログを書いています

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劇団ドガドガプラス所属の女優・大岸明日香です。
芝居したり歌ったり踊ったり、そんな日々。

4月から始めたドガシアター も4回目になりました。

来月で折り返し。

 

3月2日、なんとか逃げきるようにして終演した「色指南」から数ヶ月経って、本来なら今頃は顔合わせが終わって稽古の序盤でしょうか。

初めてドガに参加した2014年からずっと変わらない8月の恒例行事だったので、なんだか変な感じ。

 

4月に8月に30回公演をやるのは見送ろう、と望月さんから連絡がありました。

そのときは、そうか、まあそうだよな。って感じだったんだけど、こうして「本当だったら走り回ってた7月」が来たら、やたらと現実に感じられています。

それは5月6月の漠然とした「なんだか暇だなあ」っていう感覚から、「なんやかんやとやることはあるのに体力は余っている」という段階に私の状況が変化したのがきっと大きなところだと思う。

 

最近は、新小岩の香りがなつかしい。

このごろのブームに乗っかってやたら増えたタピオカ屋さんを、どこがお気に入りだとか言って稽古後に買って帰るのとか、

はやく駅についちゃって近くのコンビニでパソコン広げて時間潰すのとか、

怪しい小道具運んでて職質うける先輩を見て爆笑するとか、

終電ギリギリまで安い居酒屋でああでもないこうでもないって言い合うのとか。

当然これはドガドガじゃなくたって、どんな現場でもやっていることなんだけど、6年間で覚えた場所の景色はやっぱり恋しいものです。

 

非常事態宣言下の私はぼんやりしていた。

毎月の配信がある手前、差し迫ったタスクが常にあったせいか、逆にそれ以上のハングリーさみたいなのがもう全然なかった。

SNSでは仕事仲間たちが毎日のように『芝居したい』『劇場行きたい』って言ってて、それを見てもなんていうのかな、「ふうん」って感じだった。

学生の頃から目を背けたいことから目を背けるために予定を詰め込んで、小さなタスクを消化する達成感で生き延びてきたから。

だからこうして強制的に立ち止まらなくてはいけなくなったのは、結果いい経験になったかもしれない。

何ができるのか、何がしたいのか。どう生きたいのか。

べつに深く考えたってわけでもないけど、ぼんやりと、いろんな選択を並べて考える隙ができた。

 

だからと言って何が変わるわけでもない。

ここで宣言したいことがあるわけでもない。

この夏はいつもと違う。この年はいつもと違う。

 

ドガドガへの所属を選んだのには、2月8月に決められた定期公演があるのも理由だったんだと思う。

ルーティーンとしての公演があれば、それに伴ってスケジュールを決められる。

実際所属したのは大学在学中だったから、夏休みと春休みに稽古がかぶってくれて都合も良かった。

まあ、書きたいことをつらつら叩いてるだけなので結論とかないんだけど、当たり前に来ると思っていた8月が今年は来ないっていうのが寂しいよね。

というのを、昨年の夏公演の映像を見ていたらふと感じてしまったというだけなんだけど。

今年の夏は何をしよう。

たのしいことがしたいなあ。

「色指南ー或る噺家の恋ー」全日程が終了いたしました。
今回はもうほんとうに、どこもかしこも大変な状況での公演となりましたが、ひとまずは無事に終えられてほっとしています。

皆様のご来場、ご声援、本当にありがとうございました。



1年ぶりの新作。
今回は〈戦争に勝っていた頃の日本〉が舞台ということで冒頭からぶっ飛びまくったシーンで始まる楽しい公演でした笑
一生分の「万歳!」を言った気がします。



「色指南」を舞台化する、という話は1年ほど前から聞いていて、うめのを演じるにあたっては三味線の稽古などもあったので、いつもより長く接した役になりました。
ドガドガでは基本的に走り回る役が多かったのですが、うめのは〈黙して語らぬ手生けの花〉という風情で大変苦労しました笑





丸さん、悟一さんとお芝居ができて本当に勉強になりました。
兄貴のように父のようにいろいろとアドバイスいただき、本当に感謝です。

うめのはねぇ、物語も終盤になってから語り出すキャラクターだったのでそれはもう緊張しました。
スタンバイ中ほんとに震えた笑



2幕冒頭の『あなたは誰?』
ありがたいことに歌よかった!と声かけてもらえることが多くて幸せでした。
もともとの台本にはうめのの歌はなくて、全編完成した後に付け加えられたシーンでした。
曲のラフを聴いた瞬間、絶対あゆとS健さんに踊ってもらいたい!と思い、それが叶って嬉しい!



あゆの表情が大好き。
S健さんの創る踊りは、なんていうか、やらしくない意味でえろい。
当たり前ですが私は前から見られないので、ふたりの表情や1番で登場する禄助と雨之雀の背中を観たい!!客席から!!ってめっちゃ思ってました。




自分のセリフではありませんが…

「『非常時にあって演劇などに興じているのはいかがなものか』配属将校さんの提案に校長先生までまんまと乗っかって、今じゃああたしたち防空演習に慰問袋、千人針の街頭活動に大忙し…」

1幕の最後、女学生たちのシーン。
演劇部は活動中止、憧れの宝塚歌劇も戦時下で上演できず夢を諦めた少女たちのセリフ。
稽古中は〈歴史の中の言葉〉でしたが、この世情の中でとてもリアルというか、私たちの心情を反映するセリフになってしまった。

それでも公演中止にすることなく、最後まで予定通り上演できたのはラッキーだったのかもしれません。
様々な事情のある中、劇場まで足を運んでくださった皆様、
あるいは今回は行けないけど応援してますと声をかけてくださった方、
そのひとつひとつの思いのおかげだと感じています。





一刻も早い事態の収束を願い、またいつもどおり劇場で笑って会える機会を作るために邁進していきます!

とりあえずは、今から荷下ろしとお片付けです😶
眠いけどがんばる。笑


キャストやスタッフの皆様、お疲れ様でした。
本当にありがとうございました!


何よりも、最後まで見届けご声援いただいた皆様に心からの感謝を込めて。


うめの 役
大岸明日香



写真…伊藤勇司


この公演でドガドガに携わって丸6年、7年目に突入します。
オーディションを受けたのが18才、初めてドガドガを知ったのは高3のころでした。
(その時制服で観に行ったから、未だに望月さんはオーディションをセーラー服で受けにきたと勘違いしてる)
(そもそもオーディション受けたのは大学入ってから)
(それにうちの高校はブレザー)



ふと、初めて出演した「浅草ロミオとジュリエッタ」の稽古前、ワークショップでやったセリフを思い出しました。



『寂しいんじゃないの?って……寂しいに決まってるじゃねえか』

番外公演「問わず語り」で、空襲続く防空壕で戦死した夫のお父さん=義父と関係を持ってしまう未亡人のセリフ。
当時全然理解できなくて、悔しくて大泣きしながらやってたなぁー笑

世の中で起こっていることには抗いようもなく、今できることを精一杯努めることしかできませんが。
仕方がない、みんなつらい、そんなのわかってるけど悔しいししんどい。

だからこそ今日、いま、この瞬間を見届けてくれるお客様のために全力で演じます。
少しでも元気になってもらえますように。


正直クリスマスがまだ私のところには来てない気もしてるんですが、どうやら暦の上では明日は2020年。

おかしいなあ、はやすぎないかなあ?

という感じではありますが、今年も1年間ありがとうございました!

舞台なども充実していましたが、遠出する機会も多い一年で色んな場所に行けて楽しかったです。

大阪、横須賀、京都×2、熱海、そしてタイ!

(タイ旅行についてはインスタでちらちら投稿してるんですが、ちょっとずつ上げてたら年内に投稿できたのが1日目のみだった)

普段旅行も遠征もなかなかしないので、今年はすっごく盛り沢山な気持ちでした。

 

 

では、2019年に携わった作品たちをまとめます!

 

 

2月

劇団ドガドガプラス 『台所太平記ーKITCHEN WARS ー』
 
 
今年最初の舞台はホームのドガドガ。劇団では初めて主演をやらせていただきました。
ポスター撮影の頃はまだ配役とか全然聞かされてなくて、顔合わせで望月さんに「しいていえばお前がヒロインだけど気づかなかった?」と言われたのが懐かしいです。
(その段階で貰ってたのは熱海の大火事について解説するシーンのみだから気付くわけない笑)
戦後の話ですが熱海が舞台ということもあり、明るくてくだらなくて変態ばかりな作品。大切な作品です。
 
(写真…伊藤勇司)
 
 
3月
芸術集団れんこんきすた『雲隠れシンフォニエッター源氏物語よりー』
 
 
いままでで最も悩んだ作品だと思います。『源氏物語』のメインヒロインのひとりである紫の上を演じられたことは、私の人生の中でも大きな意味を感じています。
普段楽屋では比較的へらへらしてるタイプなんですが、このときばかりは明るい場所にいるのも辛くて笑
舞台袖の1番暗いところを探してスマホでなぜか胎動音を聞いていました。怪しい女。
 
 
3月
『Auster⭐︎Stella Live Vol.3』
 
 
久々のアウステ!5人それぞれ違うフィールドで活動していますが、たまにこうして作品作りをするのが本当に楽しみです。
ソロは『Wedding Singer』から〈Pop!〉、『The Bridge of Madison Country』から〈It All Fades Away〉
トリオで『Company』より〈You Could Drive A Person Crazy〉、デュエットで『Bonnie and Clyde』より〈You Love Who You Love〉、それから5人で〈Seasons of Love〉〈どんなときも。〉〈未来へ〉を。
最近はなかなかミュージカル曲を歌うことがないのでとても楽しかったです。
 
(写真…honoka)
 
6月
放課後ビアタイム『ヘクトパスカルってなんですか?』
 
ゲスト出演させていただきました!
コント、トーク、ゲームと盛り沢山のビアタイム。いつもは素敵な女優さん俳優さんがここぞとばかりにはしゃぎ回るクレイジーな企画。毎回腹筋が鍛えられます。
 
 
7月
Air Studio Produce『Go Jet!Go!Go! ZERO』
 
 
念願のゴージェット!シリーズの前日譚でした。
いままでたくさんの方に愛され、たくさんの役者さんが演じてきた作品だからこそ、このメンバーで出来たことがより嬉しかった。しっかりしてるようでどこかすっとぼけたガールズをはじめとするA班メンバー、可愛かった。笑
大好きなオールディーズをたくさん歌えてハッピーでした!!
 
 
8月
劇団ドガドガプラス『肉体だもん・改』
 
 
ドガの中でも特に人気の高い作品。私にとっても、前回上演時に劇団員になることを決意した大切な作品です。
戦後混乱期に必死に生きる男と女のどろどろした群像劇、を、おもしろおかしくやれるのがドガドガの醍醐味。今回演じた苺は、健気なパンパンガールの中でひとりスレた女性。初ソロ曲として、スレまくった〈そんな女のブルース〉も歌えて嬉しかった!
 
(写真…伊藤勇司)
 
10月
放課後ビアタイム『渋柿食べちゃいました。』
 
 
まさかのレギュラーになりました。笑
麻生の金さん初脚本だったので、みんなで焼肉屋でミーティングしたなぁ。なんか青春って感じでたのしかった!
台風に見舞われてんやわんやの公演でしたが、その分舞台に立てる幸せを改めて感じた公演でした。
 
 
12月
放課後ビアタイム×img『文化祭スクランブル』
 
 
記憶に新しいコラボ公演!初Big Treeでした!
ダンス部としてエモい曲で踊らせてもらいました。高校が舞台ということでなんだかノスタルジーな気持ちにもなり、年の瀬にふさわしいハッピーな公演になりました。
 
 
 
というわけで舞台5本、イベント2本、ライブ1本に出演いたしました。
応援してくださる皆様の笑顔に会える場所。
2020年も走り回っていきたいと思います。
今年も1年、ありがとうございました💕
 
 
 
 
 
 

本日から「肉体だもん・改」開幕です!

連日暑い中積み重ねてきたこの作品をやっと皆様と共有できると思うと楽しみで仕方ない。

 

もちろんこの作品はフィクション、物語ですが、

戦争が始まったこと、戦争に負けたこと、たくさんのひとが死んだこと、たくさんのひとが生き残ったこと、

どれも実際に起ったことだと思うたびその事実の重さにおののきます。

取り残された誰もが必死に今日を生きて、その結果の今がある。

忘れようもないけれど、忘れてはいけないのだと痛感します。

 

再演から4年半がたち、また受け止め方も変わりました。

ドガのお芝居は、お客様の力なくしては完成しません。

今日はじめて皆様の目に触れて、この作品がどんな完成形を見せるのか。

どうか見届けてください!

 

 

 

谷口くんによる予告編も公開!!

ぜひ御覧ください☆