中小企業を支援する機構が開催しているセミナーがある。
面白そうと思うテーマのものは、時間の調整がつく限り参加しているところ。
そんな中、健康管理をテーマとするセミナーがあり、申し込むことにした。
今まで参加してきたセミナーとは趣が異なるが、働く上において無視できないテーマであるのに、向き合ったこともなかったので、というのが理由。
内容は「うつ(病)に対する理解と予防・対応」。
精神科の医者によるセミナーで、「うつとは何か?」から始まり、原因、症状、対応にいたるまで、期待以上の内容だった。
話はそれるが、他人のセミナーに出席していつも思うことがある。
「わかりやすい言葉でいかに素人に理解してもらいやすく話せるか」、どの業種にも共通の肝要なポイントだろう。
私も常々心がけているものの、状況によりてんぱってくると、なし崩し的にぼろぼろになる場合がある(鎧のつなぎ目に矢がささるようなものか)。
そんな場面において、うまいこと話を切り替えられる(すり替えられる?)人もいる。
うらやましいと思う反面、相手に対して誠意が無いようにも思う。
要は一種のごまかしトリックだから、それにより自分の心が痛むか痛まないかなんだろう。
中にははなから「素人には所詮わかりますまい」という態度で話す人もいるが、これは「資料を準備した人の時間も死んでるし、聞かされている方も時間の無駄」っていうことになる。あまり遭遇したくない。
そんなことを考えながら聴講しているのだが、今回の女医さんのお話は資料も話術もバランスがとれていて大変良かった。時間も短く感じたし。
さて、ここからは聞いた方の問題。
聞いた内容をどのように咀嚼していくか、だ。
うつの予防には「たっぷりの睡眠に、リラクゼーション、おいしく食事を採る、好きなことをする」など、自分に都合の良い印象しか残っていない。
「嫌なことはせず、好きなことをしていいのね。」…完全な曲解だ。
資料が良くても話が良くても、聞く方の耳が鍛えられていないと正しく伝わらない。
「内容伝達は難しい。」という一例でした。
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