16日から訪問看護師として新人デビューした。アラフィフで病棟経験しかなかった自分にとって、初めて白衣を着た頃のように新鮮で真摯な姿勢になれるリスタートだ。
幸運にも選んだ小さな事業所には、良い人しかいない。ありがとう、ごめんなさい、よろしくお願いします、おはようございます、お疲れ様です…当たり前だけど、この言葉たちを惜しみなく自分から気持ちよく言える人たちが揃っている。しかも、笑顔と気遣いが自然とできる人しかいない。昨年夏にオープンした事業所で土台作りに一丸となっている中に、遅ればせながらも入ることができて良かった。この巡り合わせに感謝して、訪問看護師の新人として一から学び吸収して自分のものにしていきたいと思う。
そして何より利用者さんとご家族の話に耳を傾け、力になるつもりが力をもらえるこの醍醐味にあらためて看護の相互作用を感じずにはいられない。病気を持ちながらも笑顔で迎えてくれる方たち、言葉を発することができずとも頷きや少しの表情の変化で返してくれる方たち。どの方にも心から感謝して互いに力を合わせ、より良い日を過ごせるお手伝いがしたい。訪問看護は天候が影響するし、ひとりの労働力や能力がものを言う。まさにやる気と体力勝負だ。健康に気を付けて毎日元気にお宅訪問し、丁寧なケアを届けたいと思う。