
私の前職は、アルバイトだったけれど、
なぜか辞めるにあたって、新入社員女の子に引き継ぐ項目に、
「人脈」などというものが含まれていた。
もはや、それは仕事なのか?と迷う前に、脈々と引き継がれた。
そう、「飲み会」を開催することによって。
その会社に入った頃、以前のブログにも載せたように、
いわゆるエリート学歴をお持ちの副社長に、よくデートに誘われた。
私はアルバイトで、「そんなの関係ねぇーーーー」と知らんぷりを決め込んだが、
上司が勝手に入れた「人脈」の一人に、「副社長」というおっさんがいた。
そこで、久しぶりに副社長との席を設けることとなったのだ。
女たらしのセクハラ大魔王と社内で揶揄されている彼は、
終始ご機嫌で、はっちゃけていた。
酔いがまわって、飲み会も終盤となった頃。
大魔王は、ある持論を展開しだした。
「オレはねー、女の子を選ぶときに初めに色々聞くんだよねー。
たとえば、自分の子供じゃない子を育てるのってどう?とかさ。
それで、大体はどんな人間か判るじゃない。
あと、やっぱりその子の両親が離婚とかしてたら、ダメだね。
そういう子ってさー、自分も離婚することを簡単に考えちゃうから。
そういう子とは、付き合えないわ。」
はぁぁぁ???
なんじゃそれ。
なになに?
てことは、離婚している両親を持ってれば、その子も離婚するし、
暴力的な両親だったら、その子も暴力振るうし、
精神病を患ってる両親だったら、その子も精神病になっちゃう、みたいな?
蛙の子は蛙です、みたいな?
そんな何のひねりも、器もないようなことを言っちゃう?
両親が離婚してる子と結婚したら、簡単に離婚するんじゃないかって
考えるってことは、自分の落ち度はないわけ?どこにもないわけ?
自分に原因があってこそ、そこに至るのではないかって考えないの?
それに、離婚自体が悪いと考えるのはナンセンスでしょう。
虐待をする親から守るのも、片方の親の役目でしょうが。
暴力で虐げられて、子供を守るためにする離婚だってあるでしょう。
知らない間に借金をこさえて生活がままならないなら、
手段としての離婚だってあるでしょうよ。
なんて、想像力のないちっぽけな人間なんでございましょう。
これが、東大出身が考えた末の持論とは。
何の役にも立ちそうにございません。
社会的にも、人間的にも、何の役にも立たない持論でございます。
なんなら、自分の器の小ささや度量の無さを露呈してしまった瞬間、
とでも申しておきましょう。
しかしながら、あたしも大人ですから
酒の席で噛み付いたりはしません。
帰り道に、
「今度、どっかに遊びに行こうよ」という副社長の言葉に、
「え?絶対やだー」
と笑って対応する大人です。